EIZOの映像制作用モニタ「ColorEdge CG318-4K」が、有償アップグレードによって「HDR」に対応する。2016年12月9日から提供し、参考価格は1台あたり52,000円(税別)程度の見込み。
ColorEdge CG318-4Kは、31.1型4K(4,096×2,160ドット)解像度でカラーマネジメント対応の液晶ディスプレイ。米DCI規格に準拠し、映像制作向けのハイエンドモデルだ。
今回のアップグレードによって、PQ方式のHDR表示に対応する。HDR(high dynamic range)は、黒つぶれや白とびのない(少ない)豊かな階調の映像を制作、表示する技術。液晶テレビやブルーレイディスク映像などで導入が進んでいる。
一方、ColorEdge CG318-4Kが対応するPQ方式は、人間の視覚特性に最適化したガンマカーブ(PQカーブ)を持つ。NETFLIXやひかりTVといった動画のネット配信サービスで運用が始まっているほか、ブルーレイディスク映像などでも標準となっている。ColorEdge CG318-4Kでは、カラーモードにPQカーブのルックアップテーブルを書き込むことによって、PQ方式HDR対応を実現する。