ついに日本でもスタートした「Apple Pay」。アメリカなど他国はポストペイが基本だが、日本ではプリペイド型の「Suica」も利用できる。『Wallet』アプリにエクスプレスカードとして登録しておけば、改札を出入りするときにTouch IDの認証をパスできるので、使い勝手はSuicaカードやおサイフケータイと変わらない。
Suicaには金額だけでなく、使用履歴などの情報も記録されている。Apple Payの場合も同様で、使用履歴は『Wallet』アプリから参照可能だ。このしくみを知っていれば、iPhoneを操作するだけで乗車区間と金額を調べることができる。会社で交通費を精算するときなどに活用できるはずだ。
操作はかんたん、まずは『Wallet』アプリでSuicaを表示し、右下にある「i」ボタンをタップしよう。Suicaの情報画面が現れるので、「ご利用明細」をタップすれば、乗車した日付けと区間など最近の利用明細が一覧される。乗車/降車のいずれもJR東日本以外の駅の場合は区間が表示されないが、金額はわかる。不要な項目がある場合は、左方向へスライドすると「削除」ボタンが現れるので、それをタップすれば消去される。
なお、Suicaは1つの端末でしか利用できない仕様のため、Apple Watch 2に登録したSuicaの履歴は『Wallet』アプリには表示されない。Apple Watch 2に登録したSuicaの履歴は、『Watch』アプリの「マイウォッチ」タブから「WalletとApple Pay」を選択し、登録済のカードのなかからSuicaを選び表示しよう。