「収入が多ければ、もっとお金が貯まるのに」と考えたことはありませんか。実際のところ、高収入の人に意外と多いお金の悩みは貯蓄ができないということ。年収は1,000万円以上あるのに、貯金ゼロという人も珍しくありません。高収入なのにお金が貯まらない人には、どのような特徴があるのでしょうか。
高収入でも貯金ゼロの人は?
そもそも高収入なのに貯金ゼロという人は、どのくらいいるのでしょうか。平成26年の「家計の金融行動に関する世論調査」(金融広報中央委員会)をみると、年収1,000万円~1,200万円未満世帯の10.8%、年収1,200万円以上の世帯では11.8%が金融資産を保有していないという結果に。つまり、貯金ゼロということになります。収入が高くても、そのほとんどを消費してしまい、全く貯蓄に回せない人は意外に多いのですね。
1.お金と真剣に向き合わない
高収入なのにお金が貯まらない人には、お金と真剣に向き合わず、大切にしないといった特徴があります。お金があるからこそ、工夫をせずとも多少高いものでも買えてしまう、といった要因もあるかもしれません。身近な例として、財布の中が整理されておらず、レシートがグチャグチャ。手持ちのお金や口座の残高がいくらなのか答えられない、という人は要注意です。また、お金の知識がなくてもやり過ごせてしまう場合があり、お金について知ろうとする機会を持てないでいる人も多くいます。
何もしなくても自然にお金は貯まっていくだろうと高をくくった結果、ふたを開けてみれば貯蓄残高はゼロ、ということも。ただ、知識をつけて家計を改善していけば、収入が高い分、お金を貯めるパワーは強いと言えます。まずは、お金に関心を持ち、向き合うことから始めてみましょう。