ヴァル研究所の「ルウト研究所」ではこのほど、「電車やバスでの移動中の化粧実態調査」の結果を発表した。同調査は9月2日~11日、男女3,413人を対象にインターネットで実施したもの。
電車やバスの中で女性が化粧をしているところをみたことがあるか尋ねたところ、84.2%が「ある」と回答した。男女別で見ると、男性は90.4%、女性は80.5%が「見たことがある」と答えている。
電車やバスの中で化粧したことがあるか尋ねると、25.9%が「はい」と回答した。年代別で見ると、最も電車やバスで化粧したことがあると回答した人が多かったのは20代で38.7%、次いで30代で33.9%だった。
前回(2013年実施)の調査と比べると、最も増加していたのは50代女性だった。2013年の調査結果では「はい」がわずか2%だったところ、2016年では22.3%と、約20%増加している。
電車やバスの中で化粧をしている女性を目撃した時の気持ちを聞くと、女性からは「目の周りのお化粧をしているときなど、目に入りそうで怖い」(40代女性)、「手早く慣れていて思わず感心したのと変身ぶりに感心した」(60代女性)といった意見があがった。
一方の男性からは、「空いていれば特に問題ないが、混み合っているときは遠慮してほしい」(30代男性)、「人前で化粧している時点で化粧の意味があるのかと思ってしまう」(40代男性)、「ファンデーションの粉が周りに飛ぶこともあり、不快」(50代男性)といったコメントが寄せられた。