"コウノトリが赤ちゃんを運んでくる"という寓話を元に描かれるアニメーション映画『コウノトリ大作戦!』(11月3日公開)で、お笑いコンビ・アンジャッシュの児嶋一哉が吹き替え声優を務めたトーディの登場シーンがこのほど、公開された。
本作は、昔起こった大事件のために赤ちゃんの配達を禁止し、小包の配達のみを仕事とする"コウノトリ宅配便社"に、手違いでかわいい赤ちゃんが生まれるところからスタート。そして、エース配達員のジュニアが、出世のために会社に内緒で赤ちゃんを人間に届けようと決意することから、壮大な旅が始まる。この作品で、声優初挑戦のアンジャッシュ・渡部建が主人公のコウノトリのジュニア、児嶋が告げ口屋のハトのトーディの吹き替えを務めている。
公開された映像で描かれるのは、赤ちゃんをこっそり運ぶジュニア(渡部)の前に、トーディ(児嶋)が現れる一幕。お調子者で底意地の悪いトーディに赤ちゃんの存在が知られたら出世は絶望的になってしまうため平静を装おうとするジュニアだが、うっかり「ムーディ」と名前を間違え、トーディがすかさず「トーディだよ」と切り返す、児嶋のおなじみのフレーズ「児嶋だよ」を彷彿とさせるクスッと笑えるシーンとなっている。このやりとりでトーディはジュニアを怪しいと思い、執拗に追い回すようになる、物語の重要なポイントでもある。
本作の特徴の一つを、このシーンのようなわかりやすい"笑い"がちりばめられていることだと語るのは、監督を務めたニコラス・ストーラー。『イエスマン “YES”は人生のパスワード』や『ネイバーズ』といったコメディを大ヒットに導いたことで"実写コメディの名監督"としてハリウッドでも高く評価されているニコラスは、「本作には、他の大手スタジオでは考えられないほどにジョークやユーモアを詰め込んでいるんだ。私たちのコメディに対するアプローチは、子供たちにも、若者にも、もう少し年長者にもウケることだからね」と劇中のユーモアに自信をのぞかせている。
(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.