ディラックは1日、台湾Lian Li製のPCケースとして、省スペースのE-ATXケース「PC-O10」を発表した。11月4日から発売する。店頭予想価格は41,000円前後(税別)。
E-ATX対応ながら、ATXケースなみの省スペース化を達成したミドルタワー型PCケース。フロントパネルとサイドパネルに強化ガラスを採用し、アクリルウィンドウ採用モデルよりも高級感を高めている。
ケース内部はヒートゾーン構造を採用しており、熱源をエリア分けすることで効率良く内部を冷却。標準でファンは搭載されていないが、オプションで背面に80mm×2基、上面に120mm×2基、底面に120mm×2基を搭載できる。前面にファンが搭載できないため、煙突型クーリングを推奨。各吸排気ベントにはマグネット式のフィルターも装備する。
搭載ベイ数は、内部3.5インチベイ×4基と、内部2.5インチベイ×3基。ドライブ類は専用のHDDラック、またはケースフレームへの直接取り付けが可能。専用HDDラックはモジュラー式なので簡単に取り外せる。背面のファンスペースに2.5インチストレージを取付け可能(ファンと排他仕様)。最大320mmクラスのラジエターを内蔵できるほか、リザーバータンク専用スペースも用意。
そのほか主な仕様は、拡張スロット数が7基、拡張カードスペースが340mmまで、搭載CPUクーラーの高さが最大130mmまで、電源ユニットスペースの奥行きが290mmまで。外部インタフェース類はUSB 3.0×2基、HDオーディオ。本体サイズはW242×D376×H493mm、重量は7kg。対応フォームファクタはE-ATX / ATX / マイクロATX。
なお、オプションパーツとして、専用の拡張スロットパネルとライザーケーブルからなる「O10-1」も発売される。このパーツを使うことで、グラフィックスカードの縦配置が可能となる。店頭予想価格は9,500円(税別)。