日本クレジット協会は10月31日、クレジットに関する消費者向け実態調査の結果を発表した。調査期間は2016年8月5~9日、有効回答は3,600人。
月々の支払い平均額は約5.4万円
クレジットカードの定期的な利用者の割合を調べると、「よく利用」が67.1%、「たまに利用」が31.4%で、計98.5%だった。カードの平均所持枚数は、2.9枚(家族カード含む)となった。
月々の支払い平均額は約5.4万円。金額別では「3万円以下」が半数近い計46.4%を占めた。年代別にみると、若年層の平均額は約3.4万円と全体より2万円低かった。
カードの利用理由は、「ネットショッピング等で決済が簡単にできるから」が69.2%で最多。以下、「ポイントや割引等の特典が受けられる」が62.4%、「現金を持たなくてよい」が57.9%、「素早く支払いできる」が55.1%と続いた。
利用場所は、非対面の「ネットショッピング」が圧倒的に多く87.2%。次いで「百貨店・専門店等」が56.6%、「スーパー・量販店」の大型小売店が56.4%となった。
情報漏えい被害を防ぐために気を付けていることは、「怪しいサイトやメールは開かない」が46.6%でトップ。直近1年で「トラブルまたは利用していて困ったことがある」人は10.9%で、主な内容は「カードが利用できなかった」「明細書がわかりづらい」などとなった。
商品等を購入する際、その商品等を購入するためのクレジットの審査を受けて利用する個人クレジットの定期的な利用者は計60.1%。「トラブルまたは利用していて困ったことがある」人はカードより低い6.8%だった。