ヤマハ発動機の企業ミュージアム「コミュニケーションプラザ」に収蔵された二輪・四輪の名車を一般向けに公開するイベント「ヤマハ歴史車両デモ走行会・見学会」が11月5日、静岡県袋井市のヤマハ袋井テストコースにて8年ぶりに開催される。

最終調整中の「OX99-11」

「コミュニケーションプラザ」では、ヤマハ発動機の歴史を彩ってきたさまざまな分野の製品を数多く収蔵し、定期的に入れ替えながら館内で展示・公開を行っている。中でも歴代の二輪車は、姿形だけでなく性能まで維持する動態保存を原則としており、計画的に走行確認を実施している。

今回はその活動の一環として、2001年から2008年まで一般向けに公開していた特別イベント「歴史車両デモ走行会見学会」をヤマハ袋井テストコースで8年ぶりに開催する。創業からの歴史を振り返るべく、二輪車60台と四輪車3台の歴史車両を展示するとともに、第1号製品の「YA-1」やレースモデルをはじめとした歴代の二輪車30台、トヨタ自動車と同社が共同開発した「トヨタ2000GT」やエンジンを共同開発した「レクサスLFA」といった四輪車のデモ走行も予定している。

F1参戦時代に開発したV型12気筒エンジンを搭載する幻のGPスーパーカー「OX99-11」の試走も予定され、同車を含む試走車両の最終調整が進んでいるとのこと。