パナソニックは10月28日、「人の五感や記憶に響く家電」のプロトタイプを発表した。
同社は、新たな家電のデザインを研究する「Kyoto KADEN Lab.」を2015年11月から開始しており、「人の五感や記憶に響く家電」は、プロジェクトの第1弾となる。
今回のプロトタイプは、京都の伝統工芸継承者によるクリエイティブユニット「GO ON」をプロジェクトパートナーに迎え、約1年をかけて開発。10月29日から31日には、京都もやし町家で、プロジェクトの成果を発表する展示会を行う。
展示予定のプロトタイプは以下の通り。
- 「銀釉」お茶の豊かさを五感で感じる器
- 「響筒」掌で音を感じ、表情を楽しむコンパクトスピーカー
- 「竹コロ」竹の隙間からこぼれる光を愛でるLED照明
- 「月灯」影と光を愉しむ LEDペンダントライト
- 「水甬」IHからの非接触給電によって水を冷やす木桶
- 「網香炉」体験、記憶を膨らませる香炉
- 「カンナ屑ノ灯」木屑から透ける光と、澄んだ木の香りを楽しむ照明
- 「織ノ響」音と織で空間をつくるパーティション
- 「銀砂ノ酒器」IHからの非接触給電で金属粒を冷やし冷酒を愉しむ木桶
- 「燗酒器」桶の制作技法で作られたIH対応の木製燗徳利