総務省は10月26日、2015年国勢調査の確定結果を発表した。それによると、2015年10月1日時点の外国人を含めた日本の総人口は1億2,709万4,745人となり、2010年の前回調査と比べて約96万3,000人(8%)減少した。人口が減少するのは1920年(大正9年)の調査開始以来初めて。
15歳以下人口の割合、世界最低に
男女別にみると、男性は6,184万1,738人、女性は6,525万3,007人で、女性の方が約341万1,000人多かった。総人口のうち日本人の人口は前回比約107万5,000人(0.9%)減の1億2,428万3,901人。外国人の人口は同10万4,000人(6.3%)増の175万2,368人と、過去最高を更新した。
65歳以上の人口は3,346万5,441人で、総人口に占める割合は過去最高の26.6%と、世界で最も高い水準を記録。一方、15歳未満の人口は1,588万6,810人で、割合は過去最低の12.6%と、世界で最も低くなった。
都道府県別の人口増加率が最も高いのは沖縄県(2.9%増)、次いで東京都(2.7%増)、埼玉県および愛知県(1.0%増)などと続き、8都県で増加した。一方、人口減少率は秋田県(5.8%減)が最も高く、39道府県で減少した。市町村別では、全国1,719市町村のうち82.5%に当たる1,419市町村で人口が減った。
1世帯当たりの人数は全国平均で2.33人。都道府県別にみると、最も少ない東京都は1.99人と、比較可能な1970年以降、初めて2人を下回った。