iOS 10.1で『マップ』がアップデート、ついに日本の公共交通機関による乗り換え案内をサポートした。JRおよび私鉄各線はもちろんのこと、地下鉄やバス路線まで網羅している。運賃や路線各駅の予定通過時刻を確認できるうえ、Siriに命令して調べることも可能だ。Suicaを登録している場合、残高不足までチェックしてくれるというから、今後頼りになること間違いなしのアプリといえる。
使いかたはかんたん、目的地となる駅名を検索して「交通機関」タブを選択すればOK。あとは必要に応じて出発地を変更したり、出発時刻/到着時刻を指定すればOK。複数の経路/路線がある場合には、到着時刻の早い順に表示してくれるので、迷わずにすむ。
とはいえ、乗り換え案内は奥が深い。どの車両に乗っていれば乗り換えがスムーズか、終電に間に合うにはどの便に乗ればいいか、定期券を考慮するかどうか……残念ながら、『マップ』の乗り換え案内機能はそこまで多機能ではない。これからも、他の乗り換え案内アプリのお世話になる機会は多いはずだ。
その点を考慮しているのか、『マップ』には乗り換え案内を他のアプリに任せる機能が残されている。地名/駅名で検索し、適当な路線プランをタップして画面をいちばん下までスクロールしよう。左端の「共有」ボタンをタップすると共有画面が現れるので、下にある「経路App」をタップすれば、『マップ』と経路情報の受け渡しが可能なアプリが一覧されるはずだ。
これで、目的のアプリの右端にある「経路」ボタンをタップすると、そのアプリに遷移して乗り換え情報が案内される。『マップ』では情報が足りない、まだ使い慣れていない、という場合にはこの方法で他の乗り換え案内アプリを活用しよう。