世界最大級の音楽ストリーミングサービス「Spotify」は26日、有料プランの月額利用料を携帯電話の利用料と合算して支払える、キャリア決済を開始した。
Spotifyは、世界で1億人以上ユーザーがいるといわれる音楽ストリーミングサービス。日本では2016年9月29日からエントリー制でサービスを開始しており、無料プランと、月額980円の有料プラン「Spotify Premium」が用意されている。
今回導入されるキャリア決済は、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社が対応。モバイル課金プラットフォーム「Boku」を通じ、NTTドコモの「ドコモ ケータイ払い」、KDDIの「au かんたん決済」、ソフトバンクの「ソフトバンクまとめて支払い」において、スマートフォンなどの利用料金と合算して支払えるようになる。
Bokuの利用には、キャリアの登録手続きが必要。Spotify Premiumへアクセスしたのち、モバイル決済を選択。利用条件確認後、携帯キャリアを選択し、キャリアIDなどを入力する。
クレジットカードなど、すでに他の支払い方法でSpotify Premiumを利用しているユーザーは、一度アカウントを無料プランに戻し、再度Spotify Premiumにプラン変更する必要がある。なお、無料プランに戻した際も、すでに作成していたプレイリストやフォロワーなどは消去されないという。
同社は、従来のクレジットカード決済に加え、新たにキャリア決済に対応することで、日本ユーザーの幅広い決済ニーズに対応するとしている。