台湾MSIは25日、NVIDIAのデスクトップ向け最新GPU「GeForce GTX 1050 Ti」を搭載したグラフィックスカード「GeForce GTX 1050 Ti GAMING X 4G」と「GeForce GTX 4G OC」を発売した。店頭予想価格は「GeForce GTX 1050 Ti GAMING X 4G」が税別19,980円、「GeForce GTX 4G OC」が税別17,800円。
「GeForce GTX 1050 Ti」は、Pascalアーキテクチャベースのエントリー向けGPU。製造プロセスは16nmFinFETで、768基のCUDAコア、4GBのGDDR5メモリを備える。
GeForce GTX 1050 Ti GAMING X 4G
「GeForce GTX 1050 Ti GAMING X 4G」は、冷却クーラーに独自の「TWIN FROZR VI」を採用。従来型ファンブレードと、よりひねりの大きな分散型ファンブレードを組み合わせて、風圧を高めた「トルクスファン2.0」により、高い冷却性と静音性を両立するという。負荷が低いときにファンの動作を止める「Zero Frozr」をサポート。
また、付属のGAMING APPから、最大限のパフォーマンスを引き出す「OCモード」、パフォーマンスと静音性のバランスをとる「ゲーミングモード」、ファンのノイズを最低限に抑える「サイレンとモード」を切り替えることができる。
主な仕様は、ベースクロックが1,354MHz(ゲーミングモード)、ブーストクロックが1,468MHz(ゲーミングモード)、メモリが128bit接続のGDDR5 4GB、メモリクロックが7,000MHz、PCとの接続インタフェースがPCI Express 3.0 x16、補助電源コネクタが6ピン×1、出力インタフェースがDisplayport 1.4×1、HDMI 2.0b×1、DL-DVI-D×1。本体サイズがW229×D131×39mm。重量が527g。
GeForce GTX 4G OC
全長177mmのコンパクトなオーバークロックカード。MSIの品質基準「Military Class 4」に準拠したコンポーネントを電源まわりに採用することで、安定した動作を実現するという。付属のオーバークロックユーティリティ「Afterburner」からさらにクロックを引き上げての動作も試みることができる。
主な仕様は、ベースクロックが1,341MHz、ブーストクロックが1,455MHz、メモリが128bit接続のGDDR5 4GB、メモリクロックが7,000MHz、PCとの接続インタフェースがPCI Express 3.0 x16、補助電源コネクタがなし、出力インタフェースがDisplayport 1.4×1、HDMI 2.0b×1、DL-DVI-D×1。本体サイズがW177×D118×34mm。重量が330g。