10月中旬頃、中国・シンセン市にあるファーウェイの本社にプレスツアーに行ってきた。
実際に行って驚いたのはその広さだ。本社といっても単体の建物がひとつ立っているわけではなく、複数の建物から構成されている、ひとつの"町"となっている。同社がメイン・キャンパスと呼ぶ中心部には、製品センター、物流センター、ソフトウェアセンター、試験センター、データセンター、トレーニングセンター……などなど、挙げるとキリがないほど多くの施設が、複数の区画にまたがって建てられている(その総面積は200万平方メートルとのこと)。広い敷地内には道路を張り巡らせ、複数の建物を結ぶシャトルバスを通し、要所要所にセキュリティゲートが置かれている。研修センターの食堂では、多くのカルチャーの人々にマッチするように多種多様な店が並んでいる。
十分に演出された風光明媚な湖さえあり、その向こう側に重要人物のための建物があったりする(よくある、一般社員立ち入り禁止のCEO用最上階フロアがある……というようなものとはレベルが違いすぎた)。その建物へ向かう途中にある湖、そして全体の景観は十分に手入れが行き届いていて素晴らしい眺めだった。湖にはレアな黒い白鳥(コクチョウ:ブラックスワン)が佇んでいたりする。まさに風流の極みというものだろう。
ファーウェイ本社はもはや、ファーウェイタウンとも言うべき空間だった。わりと衝撃的だったので、今回その一端を写真でご紹介したい。
ファーウェイ本社内の通行パス |
遠くにHUAWEIという文字があるビルが見える。あたかもファーウェイに向かって道路を走っているように見えるが、実はここはすでにファーウェイの敷地内だ |
会社内のあちこちにセキュリティゲートがあった |
この建物(物流センター)の下の駐車場はアジア一の大きさだという。駐車場を見学することはできなかった |
ホワイトハウスのような外観を持つ建物。試験センターだという |
広い湖の端に優雅な散歩道がある。そもそも会社内に湖があるってどういうことなのだろうか |
散歩道の先には社長の仕事用の建物がある。一瞬自分がリゾート地にいるのかと思った |
転落注意? の標識。柵などはなく、"自然"の演出がされている |
黒い白鳥(コクチョウ:ブラックスワン)がいた。普通に驚いたが、よく考えると社内にブラックスワンがいるっておかしい |