バンダイが新たに展開する人間サイズのキャラクターフィギュアシリーズ「Human Size プロジェクト」より、限定10体となる「Human Size ゴジラ(1991 北海道 ver.)」の抽選申込受付が、プレミアムバンダイにて、11月7日16時から2017年1月10日23時まで実施される。価格は448万2,000円(税込)。
6月に開催された「東京おもちゃショー2016」で制作が発表されていた同プロジェクト。その第一弾として、『ゴジラvsキングギドラ』(1991年)で描かれた北海道のシーンに登場する「ゴジラ(1991 北海道Ver.)」をモデルに、ゴジラ造形の第一人者・酒井ゆうじ氏による原型をデジタルスキャンすることで、細部までこだわりぬいた人間サイズ「ゴジラ」の立体化を実現した。立体化に際し、酒井氏は「今は存在しないギドゴジスーツの再現を目指した」とコメント。『ゴジラvsビオランテ』から改修を加えられたギドゴジスーツといえば、故・川北紘一監督がこだわり抜いた、平成ゴジラの基本形であり理想形とも言われている。最強の敵と戦うため、歴代初100m超えを果たしたゴジラでもある。
今回のスキャンでは、フォルムのデータ化にとどまらず、「産業用 X線 CT」による透過スキャンも実施。口内や背びれといった入り組んだ形状、各部の詳細なディテールまでデータ化することで、圧倒的なゴジラの存在感を再現している。
また原型からの拡大に際しても、酒井氏監修・製作指揮のもと、大型化に合わせて全身のテクスチャーや彩色を調整し、当時のゴジラスーツに合わせたサイズ造形へ修正しているのもポイントだ。通常、造形物の大型化に伴って"エッジ"が甘くなってしまうのだが、本商品では"エッジ"にもこだわり、牙や爪、背びれなどシャープさのある造形を表現している。彩色はエアブラシによる手作業で、デジタルと手作業の融合により"本物らしさ"にこだわっている。
「Human Size ゴジラ(1991 北海道 ver.)」のサイズは、全高約192cm(台座含む)で、全長約305㎝。スーツサイズを再現した、史上最大級の「ゴジラ」フィギュアとなる。なお、本商品は原型を担当した酒井氏自らが、1体1体を監修したシリアルナンバー付きの監修証明書が付属する。同商品は、10月28日~30日に、秋葉原UDXで開催される「TAMASHII NATION 2016」でも展示される。
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