ローソンは10月24日、同日の取締役会において銀行事業を検討する準備会社の設立を決議した。準備会社は、これまで展開してきた金融サービスを基盤とし、関係当局の許認可等を前提に銀行の設立準備を進めていくという。
同社は「私たちは"みんなと暮らすマチ"を幸せにします。」という企業理念のもと、生活必需品を提供する物販と、コンサートチケットの取り扱い、宅配便取り次ぎなどのサービスの両面でマチの課題解決と利便性向上により、利用者の生活支援機能の強化に努めてきた。
今回、金融分野において、公共料金等の収納代行サービスや共同ATMの設置などに加え、自ら金融サービスを提供する銀行業への参入を検討するための準備会社を設立することを決定した。
ローソンは、全国に1万2,648店舗(2016年9月末現在)。その拠点を生かし、利用者の利便性につながり、コンビニエンスストアと銀行のシナジー効果が出せるような新サービスを検討していくとしている。
準備会社の商号は、ローソンバンク設立準備株式会社(東京都品川区大崎1-11-2/代表取締役会長 岩下正)。資本金及び資本準備金は10億円。株主は、ローソン95%、三菱東京UFJ銀行5%。設立日は2016年11月下旬を予定している。
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