バンダイコレクターズ事業部が運営する公式情報サイト「魂ウェブ」にて、2017年3月発売予定「METAL BUILD ガンダムF91」の最新情報が公開された。
9月に開催された「第56回 全日本模型ホビーショー」で発表された「METAL BUILD ガンダムF91」は、「METAL BUILD」としては初の宇宙世紀作品からの参戦であること、そして「ガンダム」デザインの新時代を切り開いた機体といわれる同機がバンダイのロボットフィギュアの中でも最高位に位置する「METAL BUILD」シリーズで立体化されること、さらに同機のデザインを手掛けた大河原邦男氏が監修を務めることから、大きな話題を呼んでいた。
初出時には仕様などについてはほとんど発表がなかった「METAL BUILD ガンダムF91」だが、今回その謎に包まれていたギミックなどについて情報が公開された。
「F91」といえば、そのスポーツカーのような曲線とメカディテールが大きな魅力の一つ。「METAL BUILD ガンダムF91」では、「METAL BUILD」シリーズ初となるエッチングパーツによって胸部のスリット内と左右のダクトの金属部をリアルに再現している。装甲の一部にはポリカーボネート素材を採用することで、同機ならではの複雑な曲面に高級感のある光沢を実現させている。
そして「F91」のさまざまなギミックでは、新たに描き起こされた大河原氏のスケッチアイデアをもとに今までのアイテムにはなかった要素が詰め込まれた。肩部の放熱フィンでは、氏のアイデアに基づき二段階の伸縮機構を搭載することで、シルエットをより大きく見せることが可能に。また「F91」の代名詞ともいえる可変速ビーム・ライフル「ヴェスバー」は、同じく大河原氏のアイデアから銃身の伸縮とともに後部フィンが開くギミックも追加。よりヴェスバーの性能に準じた造りとなっている。
最後に「F91」の最大の特徴といえる「フェイスオープン」だが、今回の「METAL BUILD ガンダムF91」ではなんと差し替え無しの「変形頭部」が付属。肩部やヴェスバーのギミックと合わせて、リミッターを解除した「F91」の一連のアクションを再現可能にしている。
公開された動画では大河原氏自身もコメントを寄せ、「F91」たらしめるデザインとアレンジを両立させた「METAL BUILD ガンダムF91」のバランスを絶賛。「私のデザインに比べて面の構成が増えているので、光の当たり方でそれが美しく際立っている」と立体としての新たな楽しみ方についても言及している。
大河原氏の新たなアイデアと「METAL BUILD」開発チームによって最高のクオリティーで立体化される「METAL BUILD ガンダムF91」。同アイテムは、当時このスタイリッシュな造形とギミックに衝撃を受けたファンたちの"驚き"そのものを具現化した、かつてない「F91」になるのは間違いなさそうだ。
「METAL BUILD ガンダムF91」は2017年3月発売予定で、価格は20,520円(税込)となる。商品には「F91」のロゴがデザインされた専用スタンドも付属。
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