NVIDIAは20日、任天堂が公開した次世代ゲーム機「Nintendo Switch」に、同社製プロセッサ"Tegra"が採用されたと発表した。

「Nintendo Switch」は、"NX"の開発コード名で知られていたゲーム機で、同日に任天堂が動画を初公開した。本体にディスプレイを搭載し、携帯ゲーム機として利用可能な一方で、「Nintendo Switchドック」と組み合わせて据え置き型ゲーム機のように使うこともできる。

Nintendo Switch

NVIDIAによると、アルゴリズムやコンピュータアーキテクチャ、システムデザイン、システムソフトウェア、API、ゲームエンジン、周辺装置といった、ゲーム機を創るために必要な要素を任天堂と協力して、1から再考し、再設計したとのことで、「Nintendo Switch」の開発にあたり、500人年のリソースがつぎ込まれたという。

「Nintendo Switch」には、カスタマイズされたTegraを搭載。GeForce GPUが統合され、ハードウェア支援による映像再生機能などを備える。一方、ソフトウェアもNVIDIAと任天堂の共同開発で、ハードウェアの性能を最大限に引き出せるゲー向けAPI「NVN」は、高速なゲーム体験を実現、また、音響効果やレンダリング用のカスタムソフトウェアも搭載する。

このほか、OSはパフォーマンスと効率を引き上げるために、GPUを有効利用するようにカスタマイズされているという。