カナダ出身の歌手ジャスティン・ビーバーが、コンサートで絶叫するファンに対して不快感をあらわにした。ジャスティンは17日に行われた「パーパス・ワールド・ツアー」の英バーミンガム公演中、パフォーマンスを一時中断して観客に大声を出さないように注意した。
当時の様子を収めた動画では、「違う方法で君たちの僕への愛を見せるようにしてくれよ。分かるからさ」「叫ぶのはただ不快なだけなんだ」「分かるよ。コンサートに行って叫びまくるっていうのは根付いていることだし楽しいよね」「ただ歌の後に叫んでくれるといいんだ」「たまに誰も聞いてくれていないんじゃないかと感じるんだ。それがちょっとプレッシャーになってきているんだよ」「だから僕が話している時は声のかぎりに叫ぶのをやめてくれるかな。分かってもらえるかな?」とジャスティンが話している。
その中で1人の女性が「ノー」と叫んでいるのが聞き取れるものの、ジャスティンはそのまま話を続け、「さっきも言ったけど、けっこうな間ツアーをやっているから、友達からも離れていて、たまにつらくなるんだ」「君たちのような美しい人たちが僕を寂しくないようにしてくれているのさ」と話した。
そんなジャスティンのお願いをよく思っていないファンもいるようで、同公演にマンチェスターから駆け付けたというアマンダ・ボーランドさんは、バーミンガム・メール紙に「ジャスティンが自分のファンを軽視しているようにとても感じました」「これまでに耳にしたことがないほどうるさい叫び声とは思わなかったので、ファンが騒いでいる様子を録画したんですが、予想外にもビーバーがファンに『2フィート(約61センチ)ほどのところ』にいることに文句を言って、『自分を表現する別の方法を見つける必要がある』と批判したところを写す結果になってしまいました」と話した。
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