アメリカ運輸省は現地時間の10月14日、韓国のサムスン電子社が製造販売する新型スマートフォン「ギャラクシーノート7」について、従来措置である機内での使用・充電や預かり荷物での預け入れの禁止に加え、機内持ち込みも含め全面禁止を発表。国交省も同様の措置を講じることとし、15日に国内航空会社に対して要請している。
通常、スマートフォンやパソコン等リチウム電池を内蔵した携帯型電子機器については、「航空機による爆発物等の輸送基準等を定める告示」において、旅客等が機内持ち込み手荷物または受託手荷物として輸送できることを定めている。
ギャラクシーノート7(日本では未発売)については、日本国内では9月9日以降、機内で電源を切ること、充電しないことおよび預け荷物としないことを国交省は要請していたが、この措置により、同製品は全面的に航空機への持ち込みができなくなる。同商品は発火等の事案が発生していたが、「改修品においても同様の事案が継続発生している」という判断から、国交省は全面禁止とした。