説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『「SIRIの検索候補」の使いみちは?』という質問に答えます。
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ホーム画面の適当な位置を下方向へフリックすると現れる「SIRIの検索候補」。最近利用頻度が高いアプリを表示する領域で、初期設定では4つ、増やすと8つのアイコンを表示できます。iOS 9では、連絡先に登録した人物(最近電話した相手)のアイコンも表示されていましたが、iOS 10からはアプリアイコンのみとなりました。
その「SIRIの検索候補」ですが、アプリを起動した順ではなく、利用回数を累積した順に並べているわけでもありません。適当なアプリを起動した直後に表示しても、そのアプリアイコンが表示されるとはかぎらず、起動階数が多いにもかかわらず表示されないアプリもあります。アイコンの並び順は変更できず、消すこともできません。どのように表示されるかはiOS任せということが現状です。
使いみちとしては、最近利用頻度が高いアプリが表示されるということもあり、アプリの起動がベストでしょう。ホーム画面が複数ページあるとき、どのページにアプリを保存したかわからなくなった場合でも、すぐに起動できます。最大8つのアイコンを表示できますから、かなりの確率で対応できることでしょう。
3D Touchに対応したiPhone 6s/6s Plus以降のモデルの場合、アイコンを強く押してアプリの主要機能を呼び出す「クイックアクション」も利用できます。すべてのアプリが対応しているわけではありませんが、iOS 10に標準装備のアプリはほとんど利用でき、サードパーティ製アプリも続々と対応を進めています。利用頻度の高いアプリの主要機能をスピーディーに呼び出せるわけですから、「SIRIの検索候補」の使いみちとしては上々でしょう。
あまり利用価値を感じない、操作ミスで出現されるのは迷惑という場合は、『設定』→「一般」→「Spotlight検索」の順に画面を開き、「Siriの検索候補」スイッチをオフにしましょう。これで、「SIRIの検索候補」を目にすることはなくなります。