マスタードシードは14日、Intel H110を搭載したASRock製Mini-STXマザーボード「H110M-STX」とマイクロATXマザーボード「H110M-DVS R3」を発表した。「H110M-STX」は近日、「H110M-DVS R3」は10月21日の発売を予定し、店頭予想価格は「H110M-STX」が税別9,980円前後、「H110M-DVS R3」が税別5,980円前後。

H110M-STX

「H110M-STX」は、Intelが提唱する新小型フォームファクタ「Mini-STX」規格に準拠したマザーボード。W140×D147mmのコンパクトサイズながら、TDP 65WまでのCPUに対応。NUCやスティックPCと比べて、柔軟にシステムを変更できる。

H110M-STX

PCIe Gen3 x4接続に対応したストレージ向けと、無線LANモジュール向けという2基のM.2スロットを搭載。また、3基あるUSB 3.0ポートのうち、1基はType-Cコネクタを採用する。電源はACアダプタ(別売り)で、TDP 65WのCPUを搭載する場合は120W、TDP 51WまでのCPUを搭載する場合は90Wが必要になる。

フロントインタフェース

バックパネル側のインタフェース

また、対応するMini-STX向けケースとして、SilverStoneの「VT01S」、Akasaの「A-STX04-A1B」「A-STX04-M1B」が挙げられている。

ソケット LGA1151
チップセット Intel H110
メモリ DDR4-2133MHz×2(最大32GB)
拡張スロット M.2×1(Key E、Type2230)
ストレージ SATA 6Gb/s×2、M.2(PCIe 3.0x4接続対応/SATA非対応)×1
ネットワーク GigabitEthernet×1(Intel I219V)
サウンド High Definition Audio(Realtek ALC283)
フォームファクタ Mini-STX
そのほか USB 3.0×3(Type-A×2、Type-C×1)、USB 2.0×3、HDMI×1、DisplayPort×1、D-sub×1、オーディオジャック×1など
店頭予想価格 税別9,980円前後

H110M-DVS R3

「H110M-DVS R3」はエントリー向けのマイクロATXマザーボード。湿度に強い高密度ガラス繊維PCBや、電力サージからの保護機能「FULL SPIKE PROTECTION」を搭載し、耐久性を高める。

H110M-DVS R3

バックパネル側のインタフェース

ソケット LGA1151
チップセット Intel Z170
メモリ DDR4-2133MHz×2(最大32GB)
拡張スロット PCI Express 3.0 x16×1、PCI Express 2.0 x1×1
ストレージ SATA 6Gb/s×4
ネットワーク GigabitEthernet×1(Realtek RTL8111C)
サウンド High Definition Audio(Realtek ALC887)
フォームファクタ マイクロATX
そのほか USB 3.0×4、USB 2.0×6、DVI-I×1、D-sub×1、オーディオジャック×1など
店頭予想価格 税別5,980円前後