マスタードシードは14日、ASRock製マザーボードの新モデルとして、"Apollo Lake"世代のIntel Pentium/Celeronを搭載したMini-ITXマザーボード「J4205-ITX」と「J3455-ITX」を発表した。10月21日に発売し、店頭予想価格は「J4205-ITX」が税別14,480円前後、「J3455-ITX」が税別10,980円前後。
"Apollo Lake"は低価格デバイス向けSoCの最新モデル。プロセスルールは14nmで、前世代の"Braswell"と同じだが、マイクロアーキテクチャを"Silvermont"から"Goldmont"に刷新するほか、内蔵グラフィックスが第9世代のIntel HD Grapjicsに強化、LPDDR4メモリのサポートなどが新たに追加されている。
「J4205-ITX」はIntel Penitum J4205、「J3455-ITX」はIntel Celeron J3455を搭載。いずれも4コア/4スレッドで、ベースクロックは1.5GHzだが、ブーストクロックと内蔵グラフィックスが異なる。スペック比較は以下の通り。
製品名 | Intel Penitum J4205 | Intel Celeron J3455 |
---|---|---|
コア/スレッド | 4/4 | 4/4 |
動作クロック (ベース/ブースト) |
1.5GHz/2.6GHz | 1.5GHz/2.3GHz |
キャッシュ | 2MB | 2MB |
サポートメモリ | DDR3L/LPDDR3-1866、LPDDR4-2400 | |
グラフィックス | Intel HD Graphics 505 | Intel HD Graphics 500 |
TDP | 10W | 10W |
どちらもファンレスデザインを採用。湿度に強い高密度ガラス繊維PCBや、電力サージからの保護機能「FULL SPIKE PROTECTION」を備えるほか、サウンド回路にELNA製オーディオコンデンサを用いることで、ノイズを抑える。拡張スロットとして、PCI Express 2.0 x1×1基に加えて、無線LANモジュール用にM.2(Key E、Type2230)を搭載する。
J4205-ITX
SoC | Intel Penitum J4205 |
---|---|
メモリ | DDR3/DDR3L 1866MHz×2(最大16GB) |
拡張スロット | PCI Express 2.0 x1×1、M.2×1(Key E、Type2230) |
ストレージ | SATA 6Gb/s×4 |
ネットワーク | GigabitEthernet×1(Realtek RTL8111GR) |
サウンド | High Definition Audio(Realtek ALC892) |
フォームファクタ | Mini-ITX |
そのほか | USB 3.0×4、USB 2.0×5、HDMI×1、DVI-D×1、D-sub×1、オーディオジャック×1など |
店頭予想価格 | 税別14,480円前後 |
J3455-ITX
SoC | Intel Celeron J3455 |
---|---|
メモリ | DDR3/DDR3L 1866MHz×2(最大16GB) |
拡張スロット | PCI Express 2.0 x1×1、M.2×1(Key E、Type2230) |
ストレージ | SATA 6Gb/s×4 |
ネットワーク | GigabitEthernet×1(Realtek RTL8111GR) |
サウンド | High Definition Audio(Realtek ALC892) |
フォームファクタ | Mini-ITX |
そのほか | USB 3.0×4、USB 2.0×5、HDMI×1、DVI-D×1、D-sub×1、オーディオジャック×1など |
店頭予想価格 | 税別10,980円前後 |