ソニー、315点の像面位相差AFセンサー搭載「RX100 V」を国内発表

ソニーは10月14日、1型センサーを搭載したコンパクトデジタルカメラ「Cyber-shot RX100 V」(DSC-RX100M5) を国内向けに発表した。発売は10月21日の予定で、価格はオープン。推定市場価格は税別120,000円前後。欧米に向けては10月7日に発表済み。

RX100 Vは、現行RX100シリーズの頂点に立つモデルとして、フルサイズ一眼カメラを持つようなハイアマチュア層をターゲットに開発されたモデルだ。RX100シリーズにおいては初めて像面位相差センサーを搭載。315点もの像面位相差AFポイントが撮像領域の65%をカバーする (世界最多・世界最大 ※)。AFスピードは世界最速 (※) をうたう0.05秒。コントラストAFを併用するハイブリッドAFシステムとなっている。

※1型センサーを搭載したコンパクトデジタルカメラにおいて

画像処理エンジン「BIONZ X」に、新たにフロントエンドLSIを組み合わせることで、処理速度、撮影データのバッファー、高感度画質などを高めたこともRX100 Vの特徴。AF/AE追従で24コマ/秒の高速連写、150枚の連続撮影を可能としている。

イメージセンサーの「Exmor RS」は、メモリー (DRAM) を一体化した1型積層型CMOSセンサーで有効2,010万画素。設計方式、画素数とも前モデルと同じだが、RX100 V用に新開発したものを搭載する。レンズはF1.8～F2.8、24-70mm (35mm判換算) の「ZEISS Vario-Sonnar T*」。約236万画素・有機ELのポップアップ式EVFを内蔵する。

全画素読み出し方式の4K動画撮影機能をRX100 IVと同様に搭載。最大960コマ/秒 (通常の40倍) のスローモーション撮影時間は、RX100 IVに比べ2倍に伸びた。また、RX100シリーズでは初となる、4K動画から829万画素の静止画を切り出す機能を搭載している。

本体サイズは前モデルから変化なしのW101.6×H58.1×D41.0mm。重さはわずかに1g増して、299gとなった (バッテリーとメモリースティック PRO Duo含む)。

このほか、RX100シリーズ前モデルに対応した水中ハウジング「MPK-URX100A」を同時に発表。水深40mまでの耐圧性能を持つ。11月25日発売予定で、希望小売価格は税別30,000円。