一緒に暮らし始め、毎日ラブラブだった頃は今や遠い昔。今では、お互いがトキメクようなこともすっかりなくなってしまった……。結婚生活が長くなると、このような倦怠期に悩まされる夫婦は少なくありません。

親しき仲にも礼儀あり。夫婦が忘れがちな"恥じらい"とは?

そんな夫婦が忘れがちなのが、身だしなみや振る舞いにおける"恥じらい"。いつの間にか相手への気配りが足りていなかったり、男女間における暗黙のルールを守らなくなったりしていることはありませんか? でも、そこはやはり"親しき仲にも礼儀あり"! いつまでもラブラブな夫婦でいるためにも、こんなNG行動だけは避けましょう。

NG行動1: 目の前で着替える、裸になる

妻: 「あ~、今日は学校のPTAの集まりで疲れたわ……。ブラウスは苦しいから、ジャージに着替えちゃおっと(服を脱ぎ、下着姿になる)」
夫:「おいおい、こんなところで着替えるなよ……。もう少し恥じらいってもんはないのかね……」
妻: 「なによ、自分だってお風呂上がりに裸でウロウロしてるくせに! 」
夫: 「うっ……仕事で疲れた日は、風呂上がりに裸のままビールを飲むのがおいしいんだよ! 」
妻: 「じゃあ、お互いさまでしょ! 私は裸になってないだけマシよ」
夫: 「まあ、そうだけども……。でも、昔は隠れて着替えてるのがかわいかったのになー……」

男性は、やはり女性にはいつまでもつつましくいてほしいと考えるもの。そのため、2人がどんなに長い付き合いだとしても、品のない行動をされると男性はがっかりしてしまうことが多いようです。その逆もしかりで、男性があまりにもだらしない姿でいると、女性はトキメキを感じなくなってしまいます。

相手の目の前でおもむろに下着姿になったり、全裸でウロウロしたりせずに、隠れて着替えるなど、お互いが恥じらう気持ちを持ち続けることが大切です。

付き合いの長い関係だからこそ、慎ましさを忘れずに

NG行動2: ゲップやオナラを堂々とする

夫: 「ふー、今日も夕飯おいしかったよ! 満腹だ、ゲェっ」
妻: 「ちょっと、食事中にゲップなんてしないでよ! 子どももいるのに! 」
夫: 「生理現象なんだから仕方ないだろ~。ほら、ゲェっ」
妻: 「子どもがまねするでしょ! この前も、目の前でオナラしてたし……」
夫: 「お前だってオナラぐらいするだろ? 」
妻: 「人前ではしないわよ! あなただって、昔は堂々とする人じゃなかったのに……」

付き合いたてのカップルであれば、彼氏・彼女の前でゲップやオナラをする人は少ないはずですが、時の流れは、そんな恥じらいを曖昧にしてしまいます。結婚して、家族になったとはいえ、最低限のマナーを守れなければ愛も冷めてしまうのではないでしょうか。

とはいえ、ひとつ屋根の下で一緒に暮らしていれば、うっかりゲップやオナラが出てしまうこともあるでしょう。そんなときは、女性であれば照れながらかわいく謝る、男性であれば笑いにもっていくなどして、少しばかりの恥じらいの姿勢を示すことが大事です。

ゲップやオナラは、相手によってはドン引きさせてしまうことも

NG行動3: ムダ毛を放置する、目の前で処理する

妻: 「今度の家族旅行は久しぶりのグアムだし、思い切って水着でも買っちゃおうかしら! 」
夫: 「水着になるのはイイけど……その背中の毛、なんとかしないの? 」
妻: 「ギクッ。そういえば、夏から何もしていなかったわ……」
夫: 「それって……ワンピースやドレスを着るとき、どうしてたの? ちゃんと処理しなよ……」
妻: 「背中は剃りづらいのよ! そしたらあなた、剃ってくれる? 」
夫: 「そういうのは旦那にお願いするもんじゃないだろ……」

ムダ毛の処理は、女性として当然の身だしなみ。男性も、女性はムダな毛が生えていなくて当たり前と思っている節があります。そのため、スネや腕、背中などのムダ毛がボーボーの状態を見てしまうと、男性は思わずゲンナリ……。ましてや、目の前で処理し始めたり、旦那に剃るのを手伝ってもらったりしてしまっては、「女を捨てている」「オバさんになった」と思われても仕方ありません。

肌を露出しない季節でも、油断せず、ツルツルすべすべの状態をキープしておくように心掛けましょう。

ムダ毛の放置は「女を捨てている」と見られがち……

NG行動4: 清潔感を気にしなくなる、目に見えてだらしなくなる

妻: 「ちょっと、これから出掛けるんだから、早く支度してよ! 」
夫: 「俺はもうとっくに終わってるよ。いつでも家を出れるよ~」
妻: 「終わってるって……ヒゲも剃ってないし、歯も磨いてないじゃない! そんな状態で出掛けるつもりなの!? 」
夫: 「近所のショッピングモールに行くだけだろ? 別に誰かに会うわけでもないんだし」
妻: 「そういう問題じゃないでしょ! 昔は清潔感のあるイケメンな感じが好きだったのにな……」
夫: 「うるさいなぁ……。今はこの感じが楽なんだから、仕方ないだろ~」
妻: 「服裝だって、昔はもっと気を遣ってくれていたのに……どうしてこんなに変わるの……」

旦那がどんなにイケメンだとしても、無精髭にヨレヨレの服を着た恥ずかしい姿では、奥さんは横を歩きたいだなんて思わないでしょう。夫婦の関係が深まるにつれ、身だしなみや振る舞いがなあなあになってしまうと、特に男性の場合は清潔感を気にしなくなったり、目に見えてだらしなくなったりすることが多くあります。

妻にとっていつまでも自慢の旦那であり、「男」として意識してもらい続けるためにも、男性は年をとっても清潔感のある身だしなみを心掛けることが重要だと言えます。

どんなにイケメンでも、清潔感がなければ台無しに


今回ご紹介したNG行動に思い当たることがある方は、結婚生活の中で少しずつ直していくよう心掛けてみることで、相手との関係性に変化があるかもしれません。いつまでも"恥じらい"を大切にした、仲の良い理想の夫婦を目指してみてはいかがでしょうか。

※写真はイメージで本文とは関係ありません