オーディオテクニカは10月13日、アナログレコードプレーヤー2機種を発表した。発売は11月18日。価格はオープンで、推定市場価格は「AT-LP5」が50,000円前後、「AT-PL300USBII」が20,000円前後(以下、価格はすべて税別)。

AT-LP5

AT-LP5は、ダイレクトドライブ方式のアナログレコードプレーヤーだ。独自デザインのJ字型トーンアームを採用。AT-LP5専用設計のVM型カートリッジ「AT95EX」にアルミニウム製ヘッドシェル「AT-HS10」を組み合わせている。プラッターはアルミダイキャスト製で、制震設計を施した5mm厚のラバーマットが付属する。さらに、大型で水平調整が可能なインシュレーターを装している。

本体にUSB出力端子を搭載し、アナログレコードの音源をパソコンやポータブルプレーヤーに録音可能。録音時の形式はWMAとなっている。また、録音したレコード音源を自動分割するソフトウェア「MusiCut Plus」のダウンロード版を提供する。

回転数は33 1/3、45。フォノイコライザー(PHONO/LINE)を内蔵し、アクティブスピーカーとつないで音楽再生できる。サイズはW450×D352×H157mm、重量は約8.5kg。プラッターやラバーマットのほか、ダストカバー、カウンターウェイト、EPアダプター、電源ケーブル、USBケーブル、RCAオーディオケーブルが付属する。

AT-PL300USBII

AT-PL300USBII

AT-PL300USBIIは、アナログレコード入門向けの製品で、「AT-PL300USB」の後継モデルとなる。レコードをセットしてSTARTボタンを押すと再生が始まるフルオート再生に対応。録音用のUSB出力端子、ソフトウェア「MusiCut Plus」の提供、フォノイコライザー(PHONO/LINE)の内蔵などはAT-LP5と共通している。

背面端子

駆動はベルトドライブ方式で、回転数は33 1/3、45。サイズはW360×D357×H97mm、重量は約2.7kg。プラッターやラバーマットのほか、EPアダプター、電源ケーブル、USBケーブル、変換ケーブル(3.5mmステレオミニ - ステレオピン)が付属する。

カートリッジにも新製品

同時に、アナログレコードプレーヤー用のVM型カートリッジを9モデル発表した。ハイエンド「VM700」、モノラル用の「VM600」、スタンダード「VM500」の3シリーズを用意。いずれも12月6日に発売する。

VM700

VM700シリーズは、「VM760SLC」「VM750SH」「VM740ML」の3モデル。希望小売価格は、VM760SLCが80,000円、VM750SHが50,000円、VM740MLが42,000円。

VM760SLC

VM750SH

VM740ML

VM600

VM600シリーズは、「VM670SP」「VM610MONO」の2モデル。希望小売価格は、VM670SPが20,000円、VM610MONOが17,000円。

VM670SP

VM610MONO

VM500

VM540シリーズは、「VM540ML」「VM530EN」「VM520EB」「VM510CB」の4モデル。希望小売価格は、VM540MLが32,000円、VM530ENが23,000円、VM520EBが16,000円、VM510CBが14,500円。

VM540ML

VM530EN

VM520EB

VM510CB