フランスのスマートフォンブランド「Alcatel」を手がけるTCLコミュニケーションジャパンは10月12日、日本国内に投入する新スマートフォン「IDOL 4」と「SHINE LITE」を発表。都内で製品発表会を開催した。
前モデル「IDOLE3」から約1年ぶりになる新モデルの日本投入ということで、TCLコミュニケーション 取締役 カントリーマネージャーのラッキー・ツァオ氏が来日し、新製品の魅力をメディア関係者にプレゼン。「シンプルなネーミング『Alcatel』に変わって初めて日本に投入する製品。独自の調査では、当社のユーザーは35歳以下の層が多いことがわかりました。最新技術や新しい体験を求める若者たちに向けた、新しい2機種です」(ラッキー氏)と、日本のユーザーに向けた意気込みを話した。
トークセッションでは、タレントの春香クリスティーンさんが登場し、新しい2機種を体験。トクにIDOL4同梱のVRヘッドセットでは、映像の没入感に興奮を隠しきれない様子が報道陣の笑いを誘った。
世界初のVR標準搭載「IDOL4」
2016年2月にスペインのバルセロナで開催された「MWC 2016」で発表していたIDOLE4は、世界初の「VR標準搭載スマートフォン」として、11月下旬から国内で販売スタート。VRゴーグルが同梱され、購入後そのままVRヘッドセットとして利用できるのが大きな特徴だ。カラーバリエーションはゴールドとメタリックシルバーの2色、価格は34,800円(税別)となってる。
■IDOLE4の主な仕様
・OS:Android 6.0
・ディスプレイ:5.2インチ フルHD(1,920×1,080ピクセル)
・CPU:Qualcomm MSM8952 オクタコア 4×1.5GHz + 4×1.2GHz
・メモリ:3GB
・内部ストレージ:16GB
・カメラ:リア1300万画素、フロント800万画素
・バッテリー:2610mAh(連続通話:約15時間、連続待受:約520時間)
・SIM:nanoSIM(LTE×1、GSM×1) ※スロット2はmicroSDと排他
・サイズ/重量:72.5(W)×147(D)×7.1(H)mm / 135g
対応LTEバンドは、Band 1/3/7/18/19/20。3GはBand 1/2/5/6/8/19をサポート。au VoLTEにも対応している。横に並列という珍しい仕様のnanoSIMスロットはデュアルSIM仕様で、1つはGSM専用、並びにmicroSDスロットとの排他だ。Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/acに準拠、Bluetooth 4.2、NFCを備える。内蔵バッテリーは2,610mAhで、QuickCharge 2.0による急速充電に対応している。
外観の特徴は、フロントとリアにガラスを使っていること。メタルフレームも採用され、前モデルに比べて高級感のあるデザインに仕上げられている。また、前モデルからコンセプトを継承したシンメトリックデザインは、UIのリバーシブル機能もあって、上下の向きを気にせず使えるようになっている。
カメラはリアのメインカメラが1,300万画素、フロントカメラが800万画素だ。メインカメラには0.1秒の高速オートフォーカス、暗所でも自然な光で撮影できるデュアルトーンフラッシュを搭載。フロントカメラにも自撮り用のフラッシュを搭載している。
前モデルの特徴だったオーディオ機能も継承。3.6Wステレオスピーカーに加えて、Wavers Maxx Audioを搭載し、オートまたはマニュアルでのイコライザーで自分好みの音質に調整できる。ハイレゾ音楽を楽しめるJBL製イヤホンも同梱だ。オリジナルのDJアプリがプリインストールされ、DJプレイが楽しめる。
IDOLE4は、本体側面にBOOM KEYを装備。このBOOM KEYには、スタンバイ時に2度押しでカメラを起動する機能、ギャラリーに保存されている写真をコラージュする機能、撮影した動画にエフェクトや音声を追加する機能、音楽再生時に重低音を強調する機能など、5つの機能が割り当てられている。