腸温活プロジェクトはこのほど、「働く女性の『体温と朝食』に関する調査」の結果を発表した。同調査は9月17日~18日、首都圏に住む20~40代の有職女性600名を対象にインターネットで実施したもの。

左から「体温の分布」「世代別で見た36℃未満低体温者の割合」

自身の体温を質問したところ、45.5%が「36.0~36.4℃」と回答したが、23.5%が「35.5~35.9℃」、8.8%が「35.0~35.4℃」、0.2%が「34.9℃以下」で、およそ3人に1人にあたる32.5%が「36℃未満」の低体温であることがわかった。低体温は、40代が28.5%、30代が32.0%、20代は37.0%で、若い世代ほど低体温状態にあることも明らかになった。

続いて、36℃以上と36℃未満の低体温者における身体の不調を比較。すると、低体温者は「寝つけない・眠りが浅い」「胃腸の不調」「むくみ」「太りやすい」といった不調を日常的に感じていることがわかった。

36℃以上と36℃未満の低体温者の身体の不調の比較

朝食を食べる頻度と「隠れ低体温」の関係を調べたところ、週の半分以上朝食を食べている人の「隠れ低体温」の割合は27.2%だった。一方、週の半分以下しか食べていない人では55.0%という結果になった。朝食回数で「冷え(隠れ低体温)」リスクがおよそ2倍になることが明らかになった。

朝食を食べる頻度別「冷え(隠れ低体温)」の割合

冷えを感じる時間帯を年代別に見ると、20代が朝の時間帯に「冷え」を感じる傾向が高かった。朝ベッド(布団)に入っている時には32.1%、朝ベッド(布団)から出た直後には31.6%、朝着替えをする時でも30.1%が「冷え」を感じると回答している。20代は、毎日朝食を食べる人の割合が最も低いため、起床後、体が冷えたまま、1日を開始している人が多いことがわかった。

冷えを感じる時間帯(朝)世代別

朝食でよく食べるものを聞いたところ、56.6%が菓子パン・サンドイッチ・シリアルのみといった「洋食の主食のみ」と回答した。しかし、本当は食べたいものという設問に対しては、「洋食の主食のみ」を選んだ人は14.2%で、最も多かったのは「おかず、汁物がある和食の朝食」(65.5%)、続いて「おかず、汁物がある洋食」となっている。

左から、「朝食でよく食べるもの」「本当は食べたいもの」