セイコーウオッチは11月11日に、セイコーの創業135周年を記念した「グランドセイコー」ブランドの限定モデルを発売する。「メカニカル ハイビート 36000 GMT」の特別仕様となり、税別価格は700,000円、世界限定500本だ。まずはセイコー プレミアムウオッチサロンとセイコープレミアムブティックで発売し、続いて海外市場へ投入する。
今回の「セイコー創業135周年記念 <グランドセイコー> セイコープレミアムウオッチサロン 限定モデル」(SBGJ021)は、2014年度ジュネーブ時計グランプリ部門賞「小さな針:プティット・エギュィーユ」を受賞した「SBGJ005」がベース。回転錘に軽量なチタンを採用し、多色のグラデーションで明け方の空を表現している。このグラデーションには陽極酸化処理を用い、素材そのものの豊かな色味を引き出した。シースルーバックの裏ぶたからは、この回転錘やメカニカルムーブメントがのぞく。
ダークレットのダイヤルには繊細な放射模様を施し、岩手県の名峰・岩手山に刻まれた無数の尾根を表現。加えて、放射模様に深い赤を重ね、朝焼けの岩手山をイメージした。岩手県には、今回の限定モデルが搭載するメカニカルムーブメント「キャリバー 9S86」など、9S系メカニカルムーブメントを一貫して製造する「雫石高級時計工房」がある。
ケース素材はステンレススチール、ケースサイズは外径40×厚さ14mm、風防はデュアルカーブサファイアガラス(内面無反射コーティング)、防水性能は10気圧、耐磁性能はJIS耐磁時計1種。キャリバー 9S86は手巻き付きの自動巻きで、パワーリザーブは約55時間となる。