ワイドショー、週刊誌、スポーツ新聞などで報道された芸能ニュースをコラムニストの木村隆志が、「芸能界のしがらみ無視」で厳選紹介! 芸能人の熱愛・破局・スキャンダル・事件……これさえ見れば、一週間の芸能ニュースをサクッとつかめる。
■5位:片岡愛之助が藤原紀香との結婚披露宴に"元愛人"を招待
9月28日、片岡愛之助(44)と藤原紀香(45)の結婚披露宴が行われたが、ここにきて新たな波紋が広がっている。何と「愛之助の元愛人が出席していた」というのだ。
その元愛人は、30代後半で上戸彩似の美人シングルマザー。知人の紹介で知り合い2012年から2013年にかけて交際していたが、熊切あさ美(36)との二股交際が発覚してしまう……。元愛人の女性は心療内科に行くほど悩んだ結果、愛之助との別れを決断した。しかし、今回の披露宴に出席していたということは、完全に関係が切れたわけではないのだろう。
愛之助はこの女性と熊切のほかにも、2000年に大阪のキャバ嬢との間に隠し子をもうけたことを認めるなど、女性関係の騒動が多い。紀香は「報道を気にしていない」というが、元夫・陣内智則(42)の浮気に悩まされた過去があるだけに、本音はどうなのか。歌舞伎界からは「女遊びは芸の肥やし」なんて声も聞こえてくるが、芸能記者にとっては追いかけがいのある人だ。
■4位:井上真央、事務所独立で松本潤との結婚が白紙に!?
9月いっぱいで井上真央(29)が所属事務所から独立したという。そこで注目が集まるのは、松本潤(33)との結婚に動きがあるのか。「2人はすでに10年間交際してきた」という話もあるだけに、『週刊女性』はすぐさま井上を直撃した。
独立の件を聞かれた井上は、「みなさんに迷惑がかかるので、この場ではすみません」と話し、松本との結婚を聞かれても「本当に、すみません」と去ってしまったという。予想通りの対応だが、否定はしなかった。
記事によると、2人の交際を応援してきたのは井上の元所属事務所社長であり、ジャニーズの副社長とも友人関係とのこと。ジャニーズサイドは、「恩人からの独立を面白く思っていない」上に、SMAPの解散で嵐の重要度が増したことから結婚に難色を示し、白紙状態になってしまったという。
ジャニーズアイドルとの恋と言えば、長瀬智也(37)と浜崎あゆみ(38)、国分太一(42)とaiko(40)、稲垣吾郎(42)と菅野美穂(39)など、何度となく結婚を噂されながら破局してしたカップルは多い。井上と松本もすでに10年が経過したのであれば、先輩たちのように「結婚できない=破局」のパターンに陥りかねない。
「独立は結婚に向けた決意の引退宣言か」という別の報道もあるなど、さまざまな情報が飛び交っているだけに、しばらく井上は徹底マークされるだろう。
■3位:小林麻央、ステージ4を公表「奇跡を起こしたいんです!!」
乳がん闘病中の小林麻央(34)が、3日のブログで、がんが「ステージ4」であることを初めて公表した。
麻央は、「私は、一般的には、根治は難しい状態と言われるかもしれません」「色々なこと、真剣に、調べました。なので、それだけ、色々なことも分かっているつもりです」と深刻さを理解した上で、「だからこそ、『先生、私は治したいんです。奇跡を起こしたいんです!!』と言いました」「ついに、心の声を言えたのです!」と告白。さらに、転院を重ねて現在の医師に出会ったことで、「私はステージ4だって治したいです!! 遠慮している暇なんてありません!!」「5年後も10年後も生きたいのだーっ あわよくば30年! いや40年! 50年は求めませんから」とつづった。具体的な数字を連発しているところに悩みの深さがうかがえる。
最後に、「だってこの世界に生きてるって本当に素晴らしいと、感じるから。そのためにできることはやる」とがんと闘う強い意志を見せた麻央。闘病で強くなり、書くことでさらに強くなる、その姿に励まされている人は多い。
その後もブログには、「娘の運動会に行けることが楽しみで、プログラムを見て涙を流した」ことなどが書かれ、感動を誘っている。間違いなく、「今、日本で最も共感や応援を集める」ブログだろう。
■2位:ゲスの極み乙女。川谷がついに活動自粛へ。それでも猛バッシング
9月29日発売の『週刊文春』で、当時19歳のタレント・ほのかりん(20)との交際が報じられたゲスの極み乙女。川谷絵音(27)。その後、ほのかの未成年飲酒疑惑が取りざたされていたが、飲酒を認めレギュラー番組と舞台を降板したことで、いよいよ川谷もスルーできなくなった。
ベッキー(32)との不倫騒動時は、開き直るように活動を続けていたが、今回は全面降伏。川谷は、「僕の軽率な行動によりファンの皆さまを失望させてしまったこと、活動をともにしているバンドメンバーや関係者の皆さまに多大なご迷惑をおかけいたしましたことを深くおわび申し上げます」とコメントした。
しかし、川谷は現在もう1つのバンドindigo la Endで全国ツアー中であり、来月10日からはじまるゲスの極み乙女。のツアーもこなし、「最終公演の12月3日までは活動する」という。この延命措置のような中途半端な対応に批判が殺到し、再び猛バッシングを受けているのだ。
1月初旬の不倫報道から、わずか9カ月。その間に、ベッキー、妻、ほのかと3人の女性を不幸に陥れたことになり、衝撃の大きさならこのニュースが1位だが、あまりにゲスいので2位。
■1位:ベッキーが女優として完全復帰か。来春にもドラマ出演へ
9月29日、決意のセミヌードを披露した日本経済新聞の全面広告と、川谷の新恋人スクープがかぶってしまったベッキー(32)。髪をバッサリ切って挑んだ再出発を汚されてしまい、「どこまでも間の悪い女」と言われていたが、ここにきて驚きの復活劇が進んでいるという。
『女性自身』が報じたのは、「捨て身セミヌードで神風が吹いた! ベッキーの女優復帰秒読み」。このところ、「ベッキーのマネージャーがバラエティー番組ではなくドラマのプロデューサーに営業し、業界内で女優転身が噂になっている」ようなのだ。確かにバラエティー番組への復帰は、5月の『金スマ』出演で批判が殺到して以降、すっかり頓挫。先行きの見えない状態が続いているが、ベッキーは「休業中に多くの本を読んだことで演じることへの興味が高まった」という。
ドラマならバラエティー番組のように、不倫ネタで厳しいツッコミを受ける心配はないし、そもそもベッキーは女優としての活動歴が意外に多い。記事には、「プロデューサーは話題性があるため脇役での出演に前向きだが、視聴者の顔色をうかがうスポンサー次第。セミヌードの評判がよければ、来春のドラマで完全復帰もありそう」と書かれていたが、眉唾モノだ。何より、よほど器の大きい主演俳優でない限り、難色を示すのではないか。
□おまけの1本「女子アナ最大の登竜門・ミス慶応が消滅か」
4日、「ミス慶応コンテスト」を運営する慶応義塾広告学研究会が、来月20日に開催予定だった大会の中止を発表した。9月の活動中に宿泊したホテルで、未成年学生の飲酒が発覚したためで、慶大は会の解散を決定。同会は2009年10月にもキャンパスに近い駅周辺を全裸で疾走して書類送検されたほか、トラブルが多かったというから無理もない。
これまで、元フジテレビの中野美奈子(36)、日本テレビの鈴江奈々(36)、元TBSの青木裕子(33)、テレビ朝日の竹内由恵(30)、フジの小澤陽子(25)、TBSの宇内梨沙(25)らを輩出してきた「ミス慶応」。来年以降の大会開催も難しく、民放女子アナの登竜門として有名なミスコンが消滅の危機を迎えている。アナウンサーだけでなく、モデルやタレントも輩出するなど芸能界への影響力は少なくなかっただけに、われわれの想像以上にショックは大きいようだ。
■木村隆志
コラムニスト、芸能・テレビ解説者、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブに毎月20~30本のコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など