ソニーは10月6日 (ニューヨーク時間)、APS-Cセンサーを搭載したミラーレスカメラ「α6500」(ILCE-6500) を発表した。米国においては11月の発売を予定しており、価格は1,400ドル前後。本記事掲載時点では、日本国内に向けての情報はない。
α6500は、ソニーのAPS-Cセンサー搭載カメラにおける新たなフラッグシップモデル。2016年3月に発売された「α6300」と同様に、425点の像面位相差AFポイントからなる「4Dフォーカス」システムにより、世界最速0.05秒のAF性能を達成している。また、AF/AE追従で11コマ/秒の高速連写、ライブビュー撮影時でも8コマ/秒の連写が可能となっている。
α6300に対する優位点は、画像処理エンジン「BIONZ」にフロントエンドLSIを組み合わせることで、撮影バッファーを最大307枚分まで拡張したことがまず一つ。光学式の5軸手ブレ補正機能も新たに搭載し、シャッター速度5段分の補正効果をもたらす。背面の液晶モニターを使って、タッチ操作も行える。
レンズマウントはソニーEマウント。イメージセンサーは、APS-Cサイズ・有効2,420万画素のExmor CMOSセンサー。ISO100~25600 (拡張51200)の感度をサポートする。動画に関しては、全画素読み出し・画素加算なしの4K撮影、120pのハイフレームレート撮影に対応する。約240万ドットの有機EL方式EVF、Wi-FiやNFCを搭載。本体サイズはW120.0×H66.9×D53.3mm、重さは約453g(バッテリーとメモリーカード含む)と、α6300に比べて奥行きと重さがやや増している (縦横サイズは同じ)。