俳優・佐藤健と有村架純が6日、都内で行われた映画『何者』(10月15日公開)ガールズ試写会に登場した。

左から有村架純、佐藤健

同作は朝井による同名のベストセラーを映画化。就職活動を通して自分が何者かを模索する大学生の姿をヒリヒリと描く。脚本・監督は『ボーイズ・オン・ザ・ラン』『愛の渦』等の作品を送り出した、劇団「ポツドール」の三浦大輔が担当する。

約150人の女性が集まったガールズ限定試写会に、観客はそれぞれ自分が「何系女子」かを書いて主張。有村が「私はマイペース女子」と明かし、佐藤からは「『ナマケモノみたいだね』って」と評されたエピソードを披露した。

佐藤は「すべての動きが若干遅いんだよね。丁寧なんだよね」と有村の行動を説明し、「現場で本番前とかに水飲んだりして、撮影に行く時に、片付けなきゃいけない時、有村さんだけずっとコップをこう……」と、有村のゆっくりとした動きを再現。「所作の一つ一つが丁寧」と語った。

有村は「そんな遅くないです」と抗議しつつ「慌てたりとかはしますけど、慌てるといいことないんですよ」と持論を展開した。「アタフタしてると、早く行きたいのにものを落としちゃったりとか、余計なことしちゃうから、冷静にいようと思って」と訴えた。

有村の姿に、客席の女子たちから「かわいい……」と感嘆の声が上がると、佐藤は「面白いね、普通のこと言ったもんね、ありがとう」と優しく語りかけ、有村の味のある語りを「ズルいね、ズルい系女子だね」と表現していた。