フォーブス ジャパンはこのほど、 アワードセレモニー「JAPAN’s CEO OF THE YEAR 2016」を開催し、 「日本を動かす経営者」「世界で最もイノベーティブな企業 日本部門」「最もイノベーティブなスタートアップ上位にランクインした経営者を表彰した。
(上段左から)ティム・ファーガソン氏(Forbes ASIA)、 手代木功氏(塩野義製薬)、 家次恒氏(シスメックス)、 玉川憲氏(ソラコム)、 東憲児氏(スパイバー)、(下段左から)高野真氏(Forbes JAPAN)、 西川徹氏(プリファード・ネットワークス)、 渡邉光一郎氏(第一生命保険)、三木谷浩史氏(楽天)、ウィリアム・アダモポロス氏(Forbes Asia) |
「日本を動かす経営者」1位に輝いた第一生命保険の渡邉光一郎氏は、「戦前、会社が業界1位になろうというときに、創業者は当時の社長に『最大でなく、最良を求め続けることだ』と言った。最大にはゴールがあるが、最良にはゴールがない。我々は、順位など相対的な価値ではなく、絶対価値を求め続けていかなければならない」と挨拶した。
「世界で最もイノベーティブな企業日本部門」1位の楽天 三木谷浩史氏は、「インスピレーションが沸いたら仮設を立てて取り組み、イノベーションを起こしてきた。会社が大きくなってブレーキを踏みがちなこともあるが、受賞を勇気に、新しいことに挑戦していきたい」と述べた。
「最もイノベーティブなスタートアップ」1位には、産業用ロボットを中心に人工知能(AI)で機械を賢くする技術開発を行うプリファード・ネットワークスの西川徹氏が選ばれた。西川氏は「会社の成長はビジョンの合うパートナー企業があってこそ。感謝しつつ、さらに連携を加速し、技術を届けていきたい」と話した。
挨拶に立ったIDEO共同経営者のトム・ケリ氏は、「経営者にとって大切なテーマは、クリエイティビティ、起業家精神、明日の新しいリーダーを育成することです」と語った。