プロレスラーの蝶野正洋が9月29日、日清食品オンラインストアのリニューアル発表会に登場。イベント終了後の囲み取材で、自身が応援大使を務めるアニメ『ガールズ&パンツァー』に対する思いを語った。
日清食品オンラインストアの新たな試みの一つとして発表された、『ガルパン』とカップヌードルのコラボ商品のプレゼンテーションに主人公・西住みほ役の声優・渕上舞とともに参加した蝶野。『ガルパン』との出会いについて質問が飛ぶと、「制作の方たちは表立って言っていませんが……」と前置きしつつ、「震災後の地域復興で、自分たちもそうだったのですが、支援活動が福島・宮城・岩手のほうに集中して、(作品の舞台となっている茨城県の)大洗町は素通りされてしまって支援が届いていないと聞きました。そこで自分でもどうにかしなければならないと思っていた時に、支援活動の流れで出席した大洗町のイベントで、バンダイビジュアルさんが『ガルパン』という作品を通して復興に一肌脱いで、それが形になってきているという話を耳にしました。その活動に感銘を受けたことがきっかけです」と明かした。
『ガルパン』は大洗町をアニメの舞台にしているだけではない。現実でも商店街を中心に町を挙げて作品を盛り上げ、多くのファンが大洗を訪れるという新たな流れが生まれている。それについて蝶野は「地元の方々がアニメに対して理解されていますよね。それが、ファンの人たちが来た時の対応につながっている。街が一つになってきているのが『ガルパン』の成功の理由だと思う。何かや誰かが引っ張ったというのではなく、みんなが力を合わせて作った地域復興だと思うので、『ガルパン』と関わらせてもらって光栄です」と気持ちを述べた。
また、"応援大使"という肩書についても、蝶野は名目だけではなく、積極的に『ガルパン』のイベントに参加する。「作品を支えるファンの人たちが自分とも近い世代なんです。真面目に仕事をやっているヤツらが、夜な夜なアニメを見てリフレッシュして、もう一回仕事を頑張ろうとなる。そういう人達がたくさんいるんだということを『ガルパン』を通じて知りました」と振り返り、「オジサンたちも頑張らなきゃいけない。じゃあ俺がオヤジの先頭に立って、応援団としてやろう。そんな気持ちで応援大使を引き受けました」と熱い思いを語った。