コント日本一を決める『キングオブコント2016』の決勝戦が2日、TBS系列で18時55分から生放送され、お笑いコンビ・ライスが9代目王者に決定。直後に行われた会見で、優勝の喜びを語った。

『キングオブコント2016』で優勝したライスの田所仁(左)と関町知弘)

ライスは、よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属する田所仁(33)と関町知弘(33)の2人組で、2003年に結成。今回、初の決勝進出で、ジャングルポケットとの激戦を制して、キングの栄冠に輝いた。2人は、この決勝が今年初のテレビ出演だったという。

関本は「うれしいです。夢の国にいるようなふわふわした気持ち。感無量です」、田所は「優勝した瞬間は実感湧かなかったんですが、2人でこの格好をして少しずつ実感が湧いてきました」と優勝の喜びを表現。同期のしずるとそろっての決勝進出にも注目が集まっていたが、先に人気者となったしずるについて田所は「くやしくて仕方がなかった」と打ち明け、関本は「ようやく同じ舞台で戦えたのは感慨深い」と語った。

決勝の舞台では、ファーストステージで「命乞い」、ファイナルステージで「クレーム」を披露。1本目は昨年の準決勝で披露しようと思っていたネタで、2本目は2年前の2回戦のネタだったそうで、やっと大舞台で披露することができたという。田所が「ネタには自信がありました」と話すと、関本も「一番いいパフォーマンスができた」と納得の表情を見せた。

また、審査員のダウンタウン・松本人志が、「命乞い」でのフレーズ「~してくれぇーい!」を生放送中に使ったことがうれしかったようで、関本は「流行語大賞あるんじゃないかなと。世間がはまっていってくれたら…子供から大人までつかってくれたら可能性あると思う」と期待。「だからこそみなさん! 大きく伝えてくれぇーい!」と報道陣にアピールし、「お仕事くれぇーい!」「使ってくれぇーい!」などと連発して笑いを誘った。

今年で9回目となった『キングオブコント』は、プロアマ問わずコント日本一を決めるコンテスト。決勝戦には、2,510組のエントリーの中から勝ち抜いてきた10組が出場し、昨年同様、ダウンタウンの松本人志、さまぁ~ず、バナナマンの5人が審査員を務めた。ひとりあたり持ち点100点、計500点満点で採点し、上位5組がファーストステージからファイナルステージに進出し、2ネタ目を披露。合計得点の最も高かったライスが、キングの栄冠と優勝賞金1,000万円を獲得した。

決勝戦の得点、順位は『キングオブコント2016』ライスが優勝! 初決勝で9代目王者に