厚生労働省は9月30日、「イクメン企業アワード2016」と「イクボスアワード2016」の受賞企業を発表した。育児を積極的に行う男性=「イクメン」を応援し、男性の育児休業取得を促進する「イクメンプロジェクト」の一環として、働きながら安心して子どもを産み育てることができる労働環境の整備推進を目的に、 模範となる企業や個人を表彰するもの。
男性の仕事と育児の両立を積極的に促進し、業務改善を図る企業を表彰する「イクメン企業アワード」グランプリには、丸井グループ、リコーリース、特別奨励賞に大成建設、大和証券が選定された。
グランプリを受賞した丸井グループは、最大7日間有休を取得できる短期育児休職制度や、育児を事由として一時的に勤務エリアを限定した働き方に変更できる「エリア限定制度」などを導入。リコーリースは育児休業を一部有休化した「育メン・チャレンジ休暇制度」を導入、休暇取得後は本人と配偶者からの育児参加報告書を提出してもらうなどの取り組みを行った。
部下の仕事と育児の両立を支援する管理職に贈られる「イクボスアワード」には、グランプリに青森県警察の齊藤重光氏、戸田建設の森田誠氏、P&Gジャパンの鷲田淳一氏、特別奨励賞にセプテーニの井上祥子氏、日本オーチス・エレベータの日比野寿実氏、JSOLの三尾幸司氏、コネクシオの森下大二郎氏が選ばれた。