日本能率協会は9月28日、「経営者に求められる資質と行動に関するアンケート」の結果を発表した。同調査は2015年7月9日~2016年3月11日、同社の「JMAトップマネジメント研修」受講者236名を対象に、質問紙法で実施している。

「経営者・幹部に求められる意識と行動」

「経営者(取締役・執行役員)に求められる行動」を聞いたところ、1位は「経営理念やビジョンを自分の言葉で発信している」(68.5%)だった。次いで2位は「部下がチャレンジできる環境を創っている」(44.3%)、3位は「確固たる強い信念を持つ」(43.0%)。以降、4位「多様性を尊重し自分と異なる意見も聞き入れる」(37.0%)、5位「事実に基づいて判断・意思決定している」(34.5%)となった。

「幹部(事業部長・部長)に求められる行動」を質問すると、1位は「部下がチャレンジできる環境を創っている」(48.1%)。次いで2位は「上司・部下とは直接コミュニケーションをとる」(39.6%)、3位は「率先垂範を実践するようにしている」(32.8%)。以降、4位「事実に基づいて判断・意思決定している」(26.4%)、5位「自ら足を運び、有益な意見や情報を得ている」(26.0%)と続いた。