この連載では、ガジェット愛にあふれたライター・ジャイアン鈴木氏が足の向くまま気の向くままに、琴線に触れたガジェットをレビューしていきます。 |
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NECのモバイルルータと言えば、モバイラー、ガジェッターのみならず一般ビジネスユーザーにとっても必携アイテム。3キャリアのバンドに対応し、国内だけでなく海外のSIMカードを2枚装着して自由に切り替えて使用できる「Aterm MR04LN」は、Amazonなど大手ECサイトで15,000円を切る価格で販売されていたので、現在愛用している方も多いことでしょう。
今回レビューする「Aterm MR05LN」は、9月1日に発売したばかりの後継モデル。ぱっと見は外観に大きな変更はありませんが、中身は着実に大幅な進化を遂げています。
左がMR04LN、右がMR05LN。サイズはMR04LNがW63×D111×H11mm、MR05LNがW63×D115×H11mmと、奥行き(この製品では縦の長さ)のみMR05LNが4mm長くなっています。重量はMR04LNが約111g、MR05LNが約115gです。MR05LNは前面のベゼル部分が光沢の入ったシルバーパール仕上げに変更されました |
仕様として大きく変わったのは「3CA(3波キャリアアグリゲーション)」への対応。LTE-Advancedに加えて、新たに3CAをサポートすることで、MR05LNは最大375Mbpsの受信最大速度を「端末仕様」として実現しています。
仕様上の受信最大速度は375Mbps(2GHz+1.7GHz+800MHz)ですが、現時点ではドコモのPREMIUM 4Gサービスにおける337.5Mbps(2GHz+1.5GHz+800MHz)が実際の最大受信速度となります |
現在の受信最大速度は、ドコモのPREMIUM 4Gサービスにおける337.5Mbps(2GHz+1.5GHz+800MHz)となります。受信最大速度375Mbps(2GHz+1.7GHz+800MHz)や受信最大速度370Mbps(3.5GHz+3.5GHz+1.7GHz)には現時点では対応していません。今後の対応に期待したいところです。