日本能率協会マネジメントセンターは9月29日、新人の「働き方」と指導者の「接し方」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は6月、2015年~2016年に入社した新入社員179名と先輩・上司258名を対象にインターネットで行われた。

新入社員に聞いた社会人としての「意識」と「行動」

新入社員は失敗から学びは重要であると8割以上が認識する一方、「失敗はしたくないので、責任ある大きな仕事は任されたくない」が62.4%、自分から取り組もうとは思わない」が71.0%だった。

初めて大きな仕事を取り組む際、「7割程度できていれば良い」が56.2%、「100%を目指す」は43.8%にとどまった。

新入社員に聞いた上司・先輩との接し方

新入社員に聞いた上司・先輩との接し方

上司・先輩から見た新入社員に対する印象は、ここ数年で新入社員のレベルが「下がっている」は 64.0%、「打たれ弱いと感じる」が76.5%にのぼった。

上司・先輩から見た新入社員に対する印象

新入社員側は自身に期待されていることとして、身だしなみやあいさつなど社会人としての基本が多く選んだが、上司・先輩側の新人へ期待していることとしては「素直に指導を受け入れる姿勢がある」「指示を正確に受け、仕事を安心して任せられる」が上位だった。

新入社員が期待されていると思っていることと、上司・先輩が期待していることにギャップあり