Parrot Disco

仏Parrotは27日、固定翼ドローン「Parrot Disco」を発表した。10月から日本国内で発売する。価格は180,000円(税別)。

Parrot Discoは、材質にEPP(発泡ポリプロピレン)とカーボンチューブを使用し、750gと軽量ながら頑丈な作り。

翼の抗力を低減して揚力を向上させる独自の空力によって、フライト時の安定性と速度を最適化。翼の両端にはウィングレット(垂直の翼端板)が、後縁部には可動式の補助翼が取り付けられている。

折り畳み式の2ブレード・プロペラを装着したブラシレス・モーターを採用し、時速80kmでの飛行が可能。時速40km(風速11.11m/s)の強風にも耐えられ、最大45分間の飛行時間を達成するという。

自動操縦装置「ParrotC.H.U.C.K.(Control Hub & Universal Computer for Kit)」を採用しており、自動での離着陸が可能。離陸は、離陸スイッチを入れてフリスビーのように投げると、50mの高度まで上昇する。着陸は自動的に高度を6mまで下げ、「リターンホーム機能」と「ジオフェンス機能」により、離陸場所へと帰還。

そのほかにも、補助翼の角度の微調整や、水平状態の維持、失速しない程度の速度上昇など、飛行状態のサポートも行う。専用コントローラー「Parrot Skycontroller 2」にR/C受信機を搭載することで、R/C用送信機を用いてマニュアルでの操作も可能だ。

ParrotCockpitglasses

Parrot Skycontroller 2

一人称視点(FPV)の専用ヘッドマウントプレイ「ParrotCockpitglasses」も付属しており、撮影した空中映像をライブストリーミング配信可能。まるでコクピットにいるかのようにフライトを体感できる。機体には32GBのメモリを内蔵し、搭載する1,400万画素のカメラにより、フルHD動画の空撮映像を記録できる。

ドローン操作用アプリ「FreeFlight Pro」では、速度、高度・距離の制限、Wi-Fi接続の管理、写真/動画パラメーターなどを設定可能。「Parrot Disco」で撮影しながらライブ視聴も行える。本体サイズはW1150×D580×H120mm、重量は750g。