ヤマハは9月28日、ワイヤレスストリーミングアンプ「WXA-50」と、ワイヤレスストリーミングプリアンプ「WXC-50」を発表した。発売は10月中旬。希望小売価格はWXA-50が69,000円、WXC-50が54,000円(いずれも税別)。
いずれも製品コンセプトは「シンプル&フレキシブル」で、縦置きと横置きの両方に対応。WXA-50は最大出力115W/ch(4Ω)のステレオデジタルアンプを内蔵している。WXC-50はプリアンプ型で、パワーアンプやプリメインアンプ、AVレシーバー、アンプ内蔵スピーカーなどとの組み合わせを想定。WXC-50をプリアンプとして使うためのモードと、単体ネットワークプレーヤーとして使うためのモードを用意している。
DACチップはESSテクノロジーの「SABRE 9006AS」で、5.6MHzまでのDSD、192kHz/24bitまでのAIFF/WAV/FLAC、96kHz/24bitまでのApple Losslessに対応。さらに、アナログ部とデジタル部との電位差を解消する独自の「D.O.P.G.(DAC on Pure Ground)」コンセプト、ジッター除去能力を3段階で変更できる「ウルトラロージッターPLLモード」、高精度デジタルボリュームなど、ヤマハがAVレシーバーやHi-Fiオーディオで培ってきた高音質技術を採用している。また、1枚板の4辺を折り曲げ、ネジ止めなしで箱型筐体を形成する鉄製リジッドシャーシを使用し、高密度かつ音質最優先の内部レイアウトを実現した。
このほか、圧縮音源を保管する「ミュージックエンハンサー」や、コンパクトスピーカー使用時にも充分な低音の量感が得られる「Bass Extension(バス エクステンション)」も備え、コンテンツやリスニング環境にかかわらず高いパフォーマンスを発揮できるよう工夫している。
ネットワーク機能として、有線LAN、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、Bluetooth Ver.2.1+EDRをサポート。ヤマハのワイヤレスネットワーク機能「MusicCast」に対応しており、「MusicCast CONTROLLER」アプリを使用すると、ネットワーク内の対応機器同士で音楽の共有やリンク再生が行える。
WXA-50の出力端子は、サブウーファー×1、スピーカー×2、RCA×1。入力端子は、RCA×1、光デジタル×1、USB Type A×1。本体サイズはW214×D251.4×H51.5mm、重量は1.94kg。
WXC-50の出力端子は、RCA×1、サブウーファー×1、光デジタル×1、同軸デジタル×1。入力端子は、RCA×1、光デジタル×1、USB Type A×1。本体サイズはW214×D245.9×H51.5mm、重量は1.44kg。