DJIは9月27日、小型ドローン「Mavic Pro」を発表した。 折りたたんで簡単に持ち運べるコンパクトサイズに、高精度な3軸ジンバルスタビライザーと4Kカメラを搭載しており、同社はMavic Proを「フライングカメラ」と表現している。dji.comで予約受付が始まっており、米国では10月15日から出荷が始まる予定。価格は本体のみ749ドル、リモートコントローラ付きが999ドル。日本ではDJIストアにおいてリモートコントローラ付きが119,800円、28日時点で発送予定が4~6週間となっている。
高性能なドローンは機体サイズが大きくて持ち運びにくく、持ち運びにくいから撮りたいときに撮れないというジレンマに陥ってしまう。Mavic Proは折りたたみ時のサイズが83×198×83ミリ、重さは734グラム(ジンバルカバー付きで743グラム)だ。スマートフォンでも操作でき、ホバリングするMavic Proに向かってジェスチャーで自分撮りできるなど、気軽に楽しめるコンパクトなドローンである。だが、飛行性能やカメラがコンパクト化の犠牲になってはいない。
- 最大ホバリング時間:24分
- 最大フライト時間:27分
- 最大速度:無風時にスポーツモードで時速64.8キロ
5つのカメラと各種センサー、24個のプロセッサで構成されるFlightAutonomyシステムを搭載する。同システムによって、進行方向にある障害物を認識して自動回避し、また岩場や傾斜といった地上が平坦ではない場所でも、正確な位置調整による安定したホバリングが可能だ。
12メガピクセルのカメラは、30fpsの4K動画撮影、 RAW(DNG)撮影、8秒の長時間露光などに対応する。リモートコントローラにOcuSync伝送技術が採用されており、障害物や干渉がなければ、最大4キロの距離でフルHD動画のストリーミングが可能。Mavic Proからのリアルタイムの統計データを安定して確認できる。
Mavic Proは、FPV(First-Person View)を実現するDJIの新しいヘッドマウントディスプレイ「DJI Goggles」も利用できる。OcuSyncに対応しており、左右それぞれに1080pの映像を映し出し、85度の視野角でドローン視点の飛行映像を楽しめる。