ビジュアル系バンドグループ・jealkb(ジュアルケービー)が27日、ホストを務める音楽イベントプロジェクト「REVOLVER」第2弾に出演し、11月2日発売の新曲「reboot」を初披露した。

jealkb

jealkbは、2005年に結成したヴィジュアル系バンド。お笑い芸人たちの"弟"という設定で本格的な音楽活動を続け、2007年10月にシングル「誓い」でメジャーデビューした後は、ファンへの振り付けなどが充実していることから”ライブが盛り上がるバンド"として定評を得ている。

イベントのトリとして出てきた同グループは、「A ray of hope」「天誅☆あるわけないストーリー」「Packya Ma Lad」を立て続けに披露。ヒートアップしたところでMCに入ると、ボーカルのhaderuは、3年前にレコード会社と喧嘩したこと、デモCDの販売でやってきたこと、しかし全国流通のCDの重要さに気づきレコード会社に頭を下げたところ「すぐにOKが出た」ことなど、これまでの経緯を説明した。

haderuは「こんなことだったらすぐ頭を下げればよかった」と振り返りつつ、「あの時の反抗期があって、今ようやく大人になった気がします」と、しみじみと述懐した。「次出すCDのありがたみをデビューの時よりわかった気がします」と語り、満を持しての新曲「reboot」を披露した。

しかし演奏後、楽曲の振り付けを担当するアジテーター・hidekiが「MCで紹介して欲しいやつ(振り付け)を言わなかった」とhaderuに抗議。haderuが段取りを飛ばして曲に入ったため、考えていた振り付けを客にやってもらうことができなかったと説明すると、haderuも「緊張してたんだ」と笑いながら、「もう1回やれるよな? 新曲を2曲続けてやるバンドいないでしょう」と客席を煽り、異例の新曲2回披露となった。

その後「OKK-17」「ASTROMEN」「虚無感狂想曲」「堕落」を披露し、客席からアンコールの声が起こったが、22時からのラジオを控えたhaderuはラジオ局へ移動。ボーカル以外のメンバーが登場し、hidekiが「ボーカルがいない方が盛り上がるって面白くねーか!」と客席を煽り、ギターのedieeが歌う曲「マラチータ」でライブを締めくくった。