辻利は9月28日、「辻利 宇治本店」を京都府宇治市にオープン。一般客や観光客にも良質なお茶を楽しんでもらいたいという想いから、古民家を再生して誕生した旗艦店となる。

辻利 宇治本店 外観パース

同社は、初代・辻利右衛門(つじりえもん)が京都宇治で萬延元年(1860年)に創業した、150余年の歴史を持つお茶の老舗で、これまでも茶問屋として卸売業を中心に全国の茶専門店、菓子メーカー、商社などとの取引をした実績をもっている。

昔ながらの座売りを再現し、動きと活気のある空間を演出した店内にはセルフのお茶販売スペース、中央の座売りスペースがあり、お茶の試飲が楽しめる。庭を見通し、四季の移り変わりが楽しめる茶房のテラス席も配置している。

辻利 宇治本店 内観パース

茶房では、茶匠が厳選した様々な種類のお茶を提供。中でも、玉露・煎茶・焙じ茶の3種類のお茶を同時に楽しめる「冷茶飲みくらべセット」(税別1,000円)は、同店でしか体験できないメニューとのこと。また、たっぷりの餡(あめ)ともちもちの求肥(ぎゅうひ)が入った手作りの最中も用意している。

茶房メニュー「冷茶飲みくらべセット」(税別1,000円)

お茶・ギフト商品には、同社が製法を確立させた玉露のほか、煎茶、焙じ茶、玄米茶、抹茶、季節にあわせて選び抜いた旬のお茶をラインナップしており、中でもオススメとされているのが、秘伝のレシピによる"碾茶(てんちゃ)"。石臼で挽く前の抹茶のもととなる茶葉となっており、水でじっくり抽出することで極上の香りとうまみがあるとのこと。

営業時間は10時~18時、茶房は11時~17時(ラストオーダー16時30分)。定休日は、4月~11月が水曜日、12月~3月が火曜日・水曜日。