レノボ・ジャパン27日、Tangoテクノロジーを搭載した世界初のデバイス「Phab2 Pro」の国内販売を発表した。11月下旬の発売を予定する。直販価格は税別49,800円。
Tangoテクノロジーは、現実世界の空間や動きをデバイス内に取り込んで利用するGoogleのプロジェクトで、「モーション・トラッキング」「深度認識」「エリアラーニング」といった周囲の環境をマッピングするセンサやカメラを備え、AR(Augmented Reality:拡張現実)を実現できるという。例えば、ARで表示された生き物の周囲を歩いて観察することができたり、デジタルペットを部屋の中で飼育したりといった体験が可能となる。
主な仕様は、プロセッサがQualcomm MSM8976、メモリが4GB、ストレージが64GB、ディスプレイが6.4型ワイド(2,560×1,440ドット)IPS液晶、OSがAndroid 6.0。通信機能がIEEE802.11ac/a/b/g/n無線LAN、 Bluetooth v4.0、3G、LTE。サポートバンドがW-CDMAが1/5/8、FDD-LTEが1/3/5/8、TDD-LTEが38/41。Nano SIMに対応。
カメラは前面が800万画素、背面カメラが1,600万画素(オートフォーカス)。このほかインタフェースは、Micro USB 2.0、microSDスロット、オーディオポートなど。バッテリーの容量は4,050mAh。
本体サイズは約W88.57×D179.83×H6.96~10.7mm、重量は約259g。