パナソニックは9月26日、乾電池「エボルタ」を動力とした機体による有人飛行において、ギネス世界記録に挑戦することを発表した。

今回の発表は、単3形乾電池「エボルタ」を動力とした機体で、有人飛行の世界最長距離に挑戦するというもの。東海大学チャレンジセンター・ライトパワープロジェクト・人力飛行機チームの学生などにより実施される。

乾電池「エボルタ」

機体の設計や製作は東海大学の学生51名により行われ、挑戦は滋賀県の琵琶湖で実施。彦根港から飛び立ち10km以上を飛行する。これにより、「一次電池(乾電池)で固定翼航空機が飛んだ最長距離」(Greatest distance travelled by a fixed-wing aircraft powered by primary dry cell batteries)のギネス世界記録を目指す。挑戦日時は11月3日の予定。

機体の材質は、炭素繊維強化プラスチック、発砲スチロールなど。外寸は幅2,620cm、高さ335cm、長さ710cm。機体重量は約77kg(人を乗せた状態で約130kg)。