セイコーウオッチは11月11日に、GPSソーラーウオッチ<セイコー アストロン>の新モデル「SBXB103」を発売する。2010年9月11日に日本から打ち上げられた準天頂衛星システムの初号機「みちびき」にインスパイアされたというスペシャルモデルだ。限定2,000本で、税別価格は260,000円。

<セイコー アストロン> 8Xシリーズ デュアルタイム「みちびき」スペシャルエディション(SBXB103)
画像提供:宇宙航空研究開発機構(JAXA)

<セイコー アストロン>は、GPS電波の受信によって緯度・経度・高度を特定し、現在地の正確な時刻を取得できる。2014年発売の8Xシリーズからは、準天頂衛星システムに対応している(今後打ち上げ予定の2号機以降には対応しない)。

今回の限定モデル、「みちびき」スペシャルエディションは、ダイヤル部分に特徴が有る。2時位置と10時位置に配したメタリックブルーの金属パーツは、翼を思わせる「みちびき」のソーラーパネルをイメージ。

また、8時位置の白蝶貝サブダイヤルを地球に見立てつつ、漆黒の宇宙を想像したオールブラックのケースとバンドを採用。時計全体で「宇宙空間に存在する地球とみちびき」を表現したという。

ケースとバンドには、独自の表面加工技術「スーパーブラックダイヤシールド」を施した。従来の硬質コーティングと比較して約1.5倍の強度を持ち、傷が付きにくくなっている。裏ぶたには「みちびき」のロゴマークと、Limited Editionの文字、0001/2000~ 2000/2000までのシリアルナンバーを印す。

ダイヤル

裏ぶた

ケースとバンドの素材はチタン(一部セラミックス)、ケースサイズは外径45×厚さ13.3mm、風防はサファイアガラス、防水性能は10気圧、耐磁性能はJIS耐磁時計1種。GPSソーラームーブメントのキャリバー「8X53」の主な仕様/機能は以下の通り。

  • GPS 衛星電波受信によるタイムゾーン修正機能
  • スマートセンサー(自動時刻修正機能)
  • 強制時刻修正機能、 捕捉衛星数表示機能
  • 受信結果表示機能、受信オフ機能(機内モード)
  • 針位置自動修正機能
  • パワーセーブ機能、 パワーリザーブ表示機能
  • ソーラー充電機能
  • ワールドタイム機能(40タイムゾーンに対応)
  • パーペチュアルカレンダー(2100年2月28日まで)
  • DST(サマータイム)機能