経済産業省 資源エネルギー庁が9月23日に発表した石油価格調査(9月20日時点)によると、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.1円安い122.9円となり、5週ぶりに値下がりした。

直近1カ月の動き(出典:経済産業省 資源エネルギー庁Webサイト)

来週も小幅な値下がり

石油情報センターは「原油コストは原油価格が多少値上がりしたものの、円高で相殺されて横ばいとなり、元売りの卸価格も大手5社ともに据え置きとなった。そういった中、悪天候によりガソリン需要が低迷し、小売店でガソリン価格を引き下げる動きがあった」と分析。来週の価格動向については「原油価格が値下がりしており、小売価格も小幅な値下がりになる」と予想している。

都道府県別にみると、10府県で値上がり、14県で横ばい、23都道府県で値下がりした。最も高かったのは長崎県の132.9円(前週131.3円)で、以下、鹿児島県の130.5円(同130.3円)、沖縄県の129.3円(同129.1円)と続いた。一方、最も安かったのは埼玉県の118.0円(同117.9円)だった。

ハイオク1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.1円安い133.7円と、5週ぶりの値下がり。軽油1リットル当たりの全国平均小売価格は前週と同額の102.5円と、2週連続の横ばいとなった。

灯油18リットル当たりの店頭価格は前週より1円安い1,150円と、2週ぶりに値下がりした。