鳥取県は9月23日から10月2日までの10日間、「世界コーヒーサミット」を仁風閣(鳥取県鳥取市東町)などで開催。同イベントは、鳥取のコーヒー文化やカフェ・喫茶店文化を広めることを目的に設立された「鳥取珈琲文化振興会」主催のもとで開催される。

「コーヒーの聖地とっとり」共同宣言が行われる重要文化財「仁風閣」

近年、鳥取県ではコーヒーを巡る話題が盛り上がっている。特に2015年5月、47都道府県で唯一出店していなかった鳥取にスターバックスが初出店した際には全国的な注目を集め、平井伸治・鳥取県知事の「鳥取にはスタバはないですけれども、日本一のスナバがあります」というコメントが話題となった。

「世界コーヒーサミット」のメインビジュアル

その後、2016年1月には、コーヒーの支出金額が前年29位から全国1位に躍進するなど(総務省「家計調査」より)、コーヒーの話題には事欠かない。同イベントでは、このような機運の高まりに乗じて、10月1日の「コーヒーの日」に向けて、鳥取を"コーヒーの聖地"として認知・定着化させることを目指す、としている。

コーヒーの支出金額が全国1位に躍進

開催期間は、9月23日~10月2日。期間中には、「コーヒーの聖地とっとり」共同宣言を皮切りに、全国のカフェが集い自慢のコーヒーを販売する「コーヒーに合う食べ物1グランプリ」、鳥取市内のカフェ・喫茶店を利用すると抽選で豪華景品がもらえる「とっとりコーヒーウィーク」、料理の鉄人・道場六三郎氏による講演会「日本料理とコーヒーについて」などを実施。コーヒーを身近に楽しみながら、コーヒーの魅力を存分に味わえる、鳥取ならではの大型コーヒーイベントとなるという。

「コーヒーの聖地とっとり」共同宣言では、全国の著名なカフェ、喫茶店などのトップが鳥取に集結し、鳥取が「コーヒーの聖地」であることを共同で宣言する。日時は9月23日 13時~15時で、場所は仁風閣(共同宣言式: 謁見所、懇親会:宝隆院庭園)。

「コーヒーに合う食べ物1グランプリ」は、会場で全国のカフェが集い自慢のコーヒーを販売。同時に会場で「コーヒーに合う食べ物」の一般投票を行い、コーヒーに合う食べ物No.1を決定する。日時は9月24日~25日10時~17時で、場所はバード・ハット(鳥取駅前商店街)。

「コーヒーに合う食べ物1グランプリ」、「とっとりコーヒーウィーク」、道場六三郎 講演会などを実施

「とっとりコーヒーウィーク」では期間中、鳥取市内のカフェ・喫茶店で1,000円以上利用すると、抽選で鳥取の食材など豪華景品をプレゼントする。応募方法は、レシートを応募はがきに貼り付けて郵送。期間は9月26日~10月2日。 道場六三郎講演会では、あの料理の鉄人が「日本料理とコーヒーについて」と題した講演会を行う。また当日は、道場氏を「とっとりコーヒー大使」に任命する。日時は10月2日13時30分~15時で、場所は鳥取市文化ホール。