ネット行動分析サービスを提供するヴァリューズは9月15日、「ポケモンGO」アプリの利用動向について調査をし、その結果を発表した。それによると、8月の「ポケモンGO」国内インストールユーザー数は約1,740万人で、Instagramを超えたことがわかった。
マクドナルドのアプリも合わせて増加
2016年7月22日に配信がスタートした「ポケモンGO」は、3日間でインストールユーザー数が1,147万人。8月のインストールユーザー数は、1,738万人とさらなる伸びを見せ、国内ではInstagramのインストールユーザー数を超える結果となった。
また、配信開始当初から提携を発表していたマクドナルドのアプリのアクティブユーザー数の推移を見ると、7月22日の「ポケモンGO」配信開始時には約100万人だったが、8月末には約500万人にまで増加した。アクティブ率(=アクティブユーザー数/インストールユーザー数)も、7月22日には7.5%、8月末には25.9%となり、TwitterやInstagramなどSNSアプリに迫るアクティブ率になっている。
継続利用しているのは30代以上のユーザー
「ポケモンGO」配信初週と8月最終週の属性を比較すると、性別では、女性比率が40.9%から44.5%に増加している。年代別は、10代が9.7%減、20代は2.9%減、30代が4.9%増、40代も4.6%増、50代は2.3%増、60代は0.8%増で、30~40代の比率が高まっている。配信当初は20代の関心が高かったが、継続利用しているのは30代以上のユーザーと見られる。
エリア別では、東北地方が2.6%増、九州地方が5.0%増と比率が高まっている。東北3県と熊本県は8月10日、ナイアンティック社と共同記者会見を開いており、「ポケモンGO」を被災地復興に活用することを発表した。該当地域のユーザーがニュースを受けて「ポケモンGO」を使っているようだ。
調査は7月22日~8月31日、ヴァリューズが保有する全国の行動ログモニター会員を対象に、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使い、スマートフォンアプリ別にデータを集計し行われた。